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「中目黒」遊びに来る人が知らない意外な"実態"

東洋経済オンライン / 2026年1月24日 8時30分

中目黒=おしゃれというイメージは、どのように形成されたのか(写真:筆者撮影)

「三軒茶屋って、おしゃれな街だよね」「中目黒は意識が高そう」「高円寺は自由人ばかり」──。東京の街には、いつの間にか定着した“イメージ”がある。だが訪れてみると、その印象は意外と違うことも多い。

本連載『東京偏見散歩』では、そんな偏見(=ステレオタイプ)を入り口に、実際に街を歩き、文献資料も参照しながらその実像を探っていく。

今回歩いたのは、「芸能人の街」というイメージが強い中目黒。今や日本のトレンド発信地だが、住民たちは「そんなおしゃれタウンじゃないし、意識の高い街でもないんだけどな……」と戸惑いがちだという。このギャップはなぜ生まれたのだろうか。

【画像】オサレイメージだが、渋い通りや店も…「中目黒」はこんなにも味わい深い街

「芸能人の街」というイメージはどこから?

「中目黒に住んでいると話すと、『セレブだね』『家賃高そうで住めない』と言われる。でも、路地裏には古いアパートもあるし、たまにネズミも見かける。芸能人は確かにいるけれど、普通に犬を散歩させている。ここは特別な場所ではなく、ただの便利な生活圏ですよ」

──そう語るのは、中目黒在住の担当編集K氏だ。

中目黒といえば、目黒川の桜並木を背景にしたドラマ、洗練されたセレクトショップ、そしてLDHをはじめとする芸能事務所がひしめく“キラキラした街”というイメージが強い。筆者も、一般人には敷居の高い場所だという偏見を持っていた。

しかし、一歩路地に入れば、年季の入った赤提灯や、謎のたぬきのオブジェが鎮座する商店街が残っている。メディアが映し出す「キラキラしたナカメ」と、住民が感じる「生活感あふれる実像」には、少なからずギャップがありそうだ。

中目黒はなぜ、これほどまでに「芸能人御用達」のイメージが強い街になったのか。実際に街を歩きつつ、歴史を掘り起こしながら、正体を探ってみたい。

駅周辺に併存する「おしゃれなナカメ」と生活感

中目黒駅の改札を出てすぐ、目に飛び込んでくるのはイメージ通りの「おしゃれなナカメ」の風景だ。ガラス張りのバー、洗練されたロゴのカフェ、圧倒的な人気を誇るドーナツ店。駅前だけを切り取れば、「中目黒=おしゃれ」というイメージはたしかに裏切られない。

ところが、その華やかさは長くは続かないようだ。駅前の大通りから一歩裏手へ入ると、焼き肉店や居酒屋、古い雑居ビルが密集する雑多な空間に切り替わる。落書きされたシャッターなんかもあり、イメージしていた「洗練された街並み」とのギャップに驚かされた。

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