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渋谷駅の大改造で「首都高」も大変貌!? 年季の入った“素顔”むき出しにされたワケ

乗りものニュース / 2024年5月23日 16時12分

渋谷駅付近をまたいでいる首都高3号渋谷線。桁のサビが目立つ箇所も(乗りものニュース編集部撮影)。

「100年に一度の大開発」で、次々に新しい建物が立つ渋谷駅。そのなかで明らかに古さが目立っているのが“首都高”です。開通から60年、首都高も変わるのでしょうか。

渋谷駅をまたいで60年 首都高はどうなる?

「100年に一度」といわれる大開発が続く渋谷駅周辺。駅の周りには次々と新しい建物が立ち、駅と各施設をつないぐ空中デッキが張り巡らされてきています。山手線ホームの下をくぐる国道246号(玉川通り)にも、駅の東西の交差点を覆うような横断デッキができました。
 
 その一方で既存の渋谷駅舎など、古い建物の一部取り壊しも進み、まさに破壊と再生が同時並行の2024年現在。そのなかで、やや古さが目立っているのが「首都高」です。

 渋谷駅の谷間を一気に跨ぐかのごとく、国道246号の上空に首都高3号渋谷線の高架ができたのは、前回東京オリンピックが開催された1964(昭和39)年のこと。大きな橋脚の左右に橋桁を張り出していくという。山間部の谷に適用されていた「ディビダーク工法」、別名「やじろべえ工法」を採用した架設は、当時大きな注目を集めたといいます。

 それから60年、首都高の高架橋の渋谷駅西側は、2024年以降、橋桁に蓄積したサビや汚れが“むき出し”の状態が続いていました。

 2023年1月に新ホームへ切り替わった山手線ホームからは、旧外回りホーム側の解体が進み、これまで駅舎に隠れていた首都高の姿が見えるように。古さが目に付いていた人も多いのではないでしょうか。

 それもそのはず、現在、渋谷駅西側の首都高の橋桁は、外装パネルを外している状態なのです。60年の年月を刻んだ構造物の“素顔”が見えているというわけです。

いまは“変身”の途中だった!

「橋桁の塗装工事を行うために外装パネルを外しています。ここは維持管理性を高めるため、外装パネルを廃止します」(首都高速道路 土木保全設計課 課長代理 田原徹也さん)

 先日、そのための下地処理が行われ、5月下旬現在、サビが目立っていた部分はだいぶキレイになりました。今後、年内をめどに渋谷駅西側の橋桁の塗装を完了する予定だそうです。

 渋谷駅西側は2023年に外装パネルを取り外し、2024年に塗装を行うスケジュールです。2年ほどを要するのは、首都高本線だけでなく、真下の国道246号も車線規制を行うため。各種工事車両も出入りする重交通エリアであり、その合間を縫うように夜間の車線規制を調整しながら施工していくので、どうしても時間がかかるといいます。

 そのうえで、足場は組まず、首都高上から橋桁の外側へ回り込める特殊作業車「オーバーフェンス車」を使って塗装を行っているそうです。

 来年以降は、渋谷駅東側の外装パネルがついている箇所も、同様に取り外しと塗装工事を行っていく予定。破壊と再生を繰り返す渋谷駅において、首都高もキレイに、今までよりスッキリとした姿に生まれ変わる見込みです。

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