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何してんの!? 旅客機が滑走路でジグザグ走行しています…なぜ? 謎のテストで測られる性能とは

乗りものニュース / 2024年5月29日 16時12分

エアバスの旅客機(画像:エアバス)。

こんなん普段の空港で見たらビビるわ…。

ちゃんと「性能試験」の一環です

 ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスが公式SNSやYouTubeなどで、エアバスの旅客機が左右にジグザグと蛇行しながら滑走路を走る様子を紹介しています。これはどういった目的で行っているのでしょうか。

 エアバスはによると、地上滑走中に片方のエンジンが停止した場合、翼の動きのみでコントロールできる最小スピードをチェックするテストだそうで、「VMCG(ミニマム・コントロール・スピード・オン・グラウンド)」と呼ばれるものとのこと。

 このテストでは飛行機を加速させながら、エンジンを片方停止します。左右のエンジンパワーが異なることから機首が横方向に向くなか、パイロットはステアリング操作を使用せず、足元にあるペダルを通じて尾翼の「ラダー」と呼ばれる動翼を動かし、機首の向きをコントロールします。本来走行していたルートからの逸脱距離は最大で30ft(約9.1m)までとされ、この範囲に走行ルートのズレを抑えながら、ラダーペダルを踏みこんで本来のルート(滑走路の中心線)に戻します。

「VMCG」速度は航空機を安全にオペレーションする観点にとっても重要な指標なひとつで、エアバスによると、この「VMCG」テストは「あらゆる性能試験において重要なもののひとつだ」としています。

【映像】すごい動き…エアバス機「ジグザグ走行テスト」を色んな角度から見る

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