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駅前の国道「車線つぶして歩道にします、交通量減ったし」 負の遺産化した駅直結ビルから異例の“復活” 北九州

乗りものニュース / 2024年6月1日 12時12分

井筒屋が営業していたころの黒崎駅前。手前が国道3号(画像:PIXTA)。

これがバイパス開通の恩恵だ!!

負の遺産化した駅直結ビルの歩道を“肩代わり”

 ターミナル駅前にもかかわらず途切れてしまった“歩道”が異例の復活です。国土交通省 北九州国道事務所は2024年5月29日、JR黒崎駅付近にて、国道3号上に仮の歩道を試行的に整備し、交通への影響を検証すると発表しました。

 駅前を通る国道3号の上り線(小倉方面)について、民間施設「クロサキメイト」前の約250mを3車線から2車線に減らし、仮設防護柵で分離のうえ、1車線を幅約4mの歩道として運用します。6月中旬から7月上旬にかけて工事を実施。供用予定日は改めて発表されます。

 黒崎は筑豊電鉄も乗り入れるJR鹿児島本線の拠点駅です。駅東側には、国道3号に沿う形で、かつて「黒崎そごう」や「ジャスコ黒崎店」などが入居した「クロサキメイト」と呼ばれる東西に長い駅直結の商業施設があります。

 この地上部分が国道3号北側の歩道を兼ねていたのですが、2020年「黒崎井筒屋」の閉店をもってビル営業が終了。2021年の施設閉鎖以降は歩道も利用できなくなりました。その後、運営会社は経営破綻し、建物はそのまま残されています。

 この施設に代わって、国道の1車線分を使い、駅からクロサキメイト東側までの通り抜けを可能にするのが今回の取り組みとなります。

 これが可能になったのは、JR線の北側に並行する国道3号「黒崎バイパス」への交通転換が進み、現道である黒崎駅前の国道3号の交通量が減少したため。黒崎バイパスは2023年3月に春の町ランプなどが開通し、黒崎駅付近の現道の迂回が可能になっています。

 北九州国道事務所は、「仮歩道の供用後、交通状況等を調査検証し、車線減少に伴う交通への影響等を確認した上で歩道の本格的整備を検討する」としています。

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