何するの? ボーイングが「珍試験機」での飛行テストをスタート その内容がかなり革新的!
乗りものニュース / 2024年5月30日 7時42分
機内もすごそう…!
36種類の技術を調査
アメリカの航空機メーカー、ボーイングが2024年5月16日より、777-200ERをベースした試験機を用いた飛行実験を開始しました。この試験では、現行の旅客機運用では見られない革新的な検証が行われる予定です。どのような試験なのでしょうか。
ボーイングによると、今回の飛行実験では、空港周辺の騒音軽減やより高効率な運航オペレーションなど、36種類の技術の性能を調べるとのこと。その主な内容は以下の通りです。
・空港オペレーション:片方だけのエンジンによる地上移動やデジタル・タキシング・クリアランスの検証。燃料消費量の抑制とパイロットへの負荷軽減を目指す。
・空港周辺の騒音対策:より急角度での進入を示すグライドスロープ(電波誘導施設)や継続降下運航の分析。騒音対策としてこれらの利点を数値化する。
・資源の再利用:軽量で耐久性のあるリサイクル素材を使ったキャビンフロアや天井パネルを検証。どちらもバイオベースの樹脂を25%使用。
・機内環境の改善:より快適な機内空間のための防音、湿度、気温対策。
・新しい客室コンセプト:航空機の地上移動、離陸、着陸時に乗客が座っているかをチェックするセンサー付きの座席シート、非接触型の節水トイレや食品ロスを削減するギャレーなどを検証。
※ ※ ※
同社では、エコデモンストレーター・プログラムとして初の飛行実験を2012年に開始して以来、およそ250種類もの技術を検証してきたとのこと。また飛行試験では、持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel, SAF)とジェット燃料の割合が30対70の混合燃料が用いられるとのことです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
JAL株主「俺の運賃48万円を剰余金から返せ!」「737MAXは平気?」経営陣の回答は? CAの制服にも言及
乗りものニュース / 2024年6月19日 14時42分
-
アングル:渋滞解消の切り札になるか、「空飛ぶタクシー」に備える米国
ロイター / 2024年6月18日 12時7分
-
「嘉手納のF-15C/D」後継はどうなる? トップに聞く 騒音対策もここまでやっていた!
乗りものニュース / 2024年6月15日 9時42分
-
(共同リリース)JALと住友商事、eVTOL運航事業会社を共同で設立
PR TIMES / 2024年6月3日 14時45分
-
飛行中の旅客機「外は超極寒なのに機内は快適」なぜ? ―40度の世界から客室をどう温めるのか
乗りものニュース / 2024年5月28日 16時12分
ランキング
-
1なぜワークマンは「ランドセル」市場に参入したのか こだわりは「8800円」と「防弾チョッキ」
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月22日 8時10分
-
2セブン‐イレブンの接客コンテストで頂点に立ったのはベトナムの外国人従業員
食品新聞 / 2024年6月22日 16時40分
-
3空港の作業車両をEV化で実証実験…国交省「脱炭素化遅れると就航地に選ばれない」
読売新聞 / 2024年6月22日 22時30分
-
4AIだけじゃない!予告された「iPhone」進化の中身 秋からもっと「自由」に、来年はもっと「便利」になる
東洋経済オンライン / 2024年6月22日 12時30分
-
5「あえて非正規」増加 ウラに潜む“由々しき問題”とは?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月23日 7時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)