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首都高「未完のJCT」にいよいよ“ぐるぐる”出現へ!? 北への延伸事業どこまで進んだ? 目指せ圏央道!

乗りものニュース / 2024年6月10日 8時12分

新大宮バイパス。与野JCTを望む(乗りものニュース編集部撮影)。

首都高の最北路線であるS5埼玉大宮線を、さらに北へ延伸する事業が進んでいます。その大きな準備工事となる「出入口の移設」が、今年度、大きく進みそうです。

「新大宮上尾道路」準備工事で与野JCTが“JCTらしく”

 首都高の最北路線であるS5埼玉大宮線を、さらに北へ延伸する「新大宮上尾道路」の事業が進んでいます。そのための大きな準備工事となる「与野出入口の移設」が、2024年度、大きく進展するかもしれません。

 東京方面からさいたま市へ延びる国道17号「新大宮バイパス」の高架部にあたる首都高は、与野JCTで東へ向かうS2埼玉新都心線と接続していますが、S5の本線としてはそこで終了し、そのまま地上の新大宮バイパスへつながっています。これが「与野出入口」です。

 この与野JCTから北へ、さらに本線を延伸させるためには、道路の真ん中で地上とつながっている与野出入口のスロープが橋脚などに支障してしまいます。そのため移設事業が2023年度からスタートしました。

 現在、与野出口は本線の右側から分岐しますが、左側に新たなランプを建設して分岐位置を変更。これにより、他の新大宮バイパス沿いの出口と同じように、バイパス本線の右側(中央分離帯側)にとりつく線形になる見込みです。

 与野入口については、新大宮バイパス上り線の左側に拡がる広大な空き地にループ状のランプを建設。バイパスから分岐し、S2-S5を結ぶ高架ランプの途中に接続する形となります。

 現在の与野JCTは、S5からS2を結ぶループ上のランプがあるものの、それと対になるループがありません。新たな与野入口としてループ状のランプが接続することで、本線を挟んで2つのループが向き合うJCTらしいダブルループの構造になる予定です。

「新大宮上尾道路」全体ではどう進捗?

 2024年5月現在、「新大宮上尾道路」はどう進捗しているのでしょうか。

 与野JCTについては、新大宮バイパス上り線側の空き地だった箇所には、新たな与野入口ランプとなるループ線のための橋台や橋脚が作られ始めています。2024年度は橋桁の架設工事にも着手する予定だそうです。

 また、いち早く工事が進んでいた宮前IC(新大宮バイパス・国道16号・上尾道路の交差ポイント)では、ICをまたぎ越す橋梁の基礎工事が進行中で、宮前ICは一部車線規制が行われています。23年度ちゅうに東京側の基礎5基のうち1基の工事が完了し、現在は2基の掘削工事を行っているとのこと。3月からは上尾側の基礎2基にも着手したということです。

 このほか、新大宮バイパス沿いの店舗などの用地買収も行われており、取得済みの用地には、水色のラバーポールや柵を設置しているそうです。ただし、用地進捗率は35%(面積ベース)だそうです。

 ちなみに、「新大宮上尾道路」の事業区間は、与野JCTから「上尾南」までの8.0kmです。国道17号「新大宮バイパス」ならびに「上尾道路」の混雑区間を首都高がカバーする形ですが、県やさいたま市は、圏央道(桶川北本IC)までの延伸を強く求めています。

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