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「制裁の影響?」ロシア 新型の国産旅客機MS-21 年内納入を断念! 部品の国産化進めるも遅れ

乗りものニュース / 2024年6月13日 15時12分

イルクートMS-21(画像:UAC)。

元々2016年納入予定だった。

2016年には運行されているはずだった!?

 ロシアの国営メディア「タス通信」は2024年6月7日、イルクートMS-21(ロシアでの型番はMC-21)が2025年末までにアエロフロート・グループに納入されると報じました。

 これは、アエロフロート・グループのゼネラルディレクターであるセルゲイ・アレクサンドロフスキー氏が語った話とのことで、記者団に対し合意されている時期は2025年の第4四半期であると明かしたようです。

 元々、同機は統一航空機製造会社(UAC)傘下のイルクートとヤコブレフで開発された双発中短距離ジェット旅客機として、2016年にアエロフロートへ納入される予定でした。

 しかし、この計画は2014年2月から始まったウクライナ騒乱により、遅れが出ることとなり2017年にようやく初飛行。ところが今度は、2022年2月から始まったロシアによるウクライナ侵攻による西側諸国の経済制裁の影響が出ることになり、運用開始は大幅に遅れるどころか、部品の調達すら困難になります。

 その後、海外製の部品調達が困難になったことから、対応策として各部の国産化が進められることになります。パーツを国産化した機体に関しては、2023年11月には出荷されたと発表されています。油圧、燃料、慣性、防氷システムおよび、防火システム、空調、速度測定、そのほかアクチュエーターを制御できるリモートコントロールなどの各種が、国営企業であるロステック傘下のKRET製に変更となったようです。

 なお、パーツを国産化したMS-21は、当初2024年中にアエロフロートに納入する予定でした。そのため、情勢次第では今後さらに納入が遅れる可能性も考えられます。

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