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ロシア軍の焦り、衛星画像で明らかに 「重要インフラ」周辺の防備強化か ズラリと並べたモノの正体は

乗りものニュース / 2024年6月21日 15時12分

ウクライナの水上ドローン「シー・ベイビー」(画像:ウクライナ政府)。

ウクライナ軍の攻撃があるのか注目されます。

猛威を振るうウクライナの「水上ドローン」対策が確認される

 イギリス国防省は2024年6月8日、ロシアがケルチ海峡大橋(クリミア大橋)をウクライナ軍の水上ドローンによる攻撃から防護するため、障害物となるバージ(はしけ)を配置していると発表。上空から障害物を捉えた衛星画像も公開しました。

 ケルチ海峡大橋は、ロシア本土とクリミア半島を結ぶ橋で、ロシアが一方的にクリミアを併合した後に完成させました。道路だけでなく、鉄道も併設されており、兵站輸送にも活用されています。
 
 ロシアによるクリミア占領を象徴するインフラとしての側面もあるため、ロシアは橋の防護にリソースを割かなければならない状況になっています。昨年には、橋の周囲に意図的に沈没させた船や水中フェンスが配置され、水中障害物が構築されたことが確認されています。
 
 イギリス国防省によると、今度は橋の南側で、新たに8隻のバージが設置されたとのこと。水上ドローンが侵入できる角度を減らし、橋や航路を防護するねらいがあるようです。なお、以前に設置された水中障害物は、嵐に遭って損傷したため、効果が低減しているそう。今後、ウクライナ軍の攻撃が実施されるのか注目されます。

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