能登半島地震の影響で「海底が隆起」すさまじい力が働いたことを海上保安庁が発表
乗りものニュース / 2024年6月16日 11時12分
測量船を使い調査。
珠洲市北方沖約14kmにわたり隆起を確認
海上保安庁は2024年6月11日、5月18日から24日にかけて石川県珠洲市北方沖で行った海底地形調査の結果を発表しました。
この調査は、能登半島沖で1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」における、断層運動の全容を明らかにするための一環として測量船「天洋」を使い行われた海底調査です。
「天洋」が今回取得した水深データと、2002年のデータを比較したところ、珠洲市北方沖約1~4kmの海底(水深30mから90m)が、約14kmにわたって最大約4m隆起していることが明らかになりました。これは、珠洲市周辺でこれまで報告されている陸域・海域の隆起量を上回るものとのことです。
また、隆起域の一部は既知の活断層の位置と概ね一致しており、地震により生じたものと考えられると海上保安庁は発表しています。また、これまで活動時期が明確になっていなかった断層についても、隆起が認められたことから、今回の地震で動いたと考えられます。
今回の調査結果は、断層運動の全容を明らかにするための重要な基礎資料として、大学等の研究機関に活用されることが期待されます。
なお、能登半島沖の隆起に関しては、海底だけではなく、海岸でも大規模に発生し陸地になった場所もあり、国道249号では、崩落箇所を避ける迂回路を、隆起した新たな陸地に通すという工事も行っています。
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