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動かない戦闘機「ウクライナに供与します」!? 中古で買って結局使えずの“金欠の大国” まさかの方法で返品!?

乗りものニュース / 2024年6月18日 18時42分

アルゼンチン海軍の「シュペルエタンダール」(画像:アルゼンチン海軍)。

実現したとしてどうする?

フランスから5機購入するも結局使えなかった

 アルゼンチンメディアの「Infobae(インフォバエ)」ほか複数のメディアが2024年6月10日、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領が、保管している遷(せん)音速攻撃機「シュペルエタンダール」に関して「ウクライナ移転を含む支援計画を検討している」と語ったと報じました。

 アルゼンチン海軍ではかつて、フランス製でマッハ1以上の速度のある遷音速対地・対艦攻撃機である同機を空母「ベインティシンコ・デ・マヨ」の艦載機として運用していました。

「ベインティシンコ・デ・マヨ」の退役後も「シュペルエタンダール」に関しては10機程度保有しているといわれますが、1982年のフォークランド紛争後以降のイギリス製部品の禁輸処置や機体の老朽化などで2024年現在、全ての機体が飛行不能になっています。

 現状、機体は全く動かないため、供与する場合は、保管してある機体のうち5機をフランスに移送。その後修理をしてウクライナに届けるという方法をとります。アルゼンチンはこの5機分の見返りとして、フランスからヘリコプターや無人機などの装備を受け取る方針のようです。

 なお、この5機という数字は、アルゼンチン国防省がフランスから2019年に約1500万ドルで新たに中古購入した機体数と同じです。このとき購入した「シュペルエタンダール」は、フランスの空母「シャルル・ド・ゴール」の元艦載機で、2016年に退役したものとなります。

 当時のアルゼンチン空軍は、超音速機がゼロ、ほかのジェット機の数も少ないという惨状だったでしたので、その問題を少しでもなんとかしようと、アルゼンチン政府が再び飛ばすことを夢見て購入した機体でした。しかし、イギリス製の射出座席の問題を解決できず、2023年に配備を断念。地元メディアからは「懐古趣味にムダ金」と批判されました。

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