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路面が「丸い凹み」だらけの道路、どんな意味? なぜ白い? 作り方は意外とアナログ…?

乗りものニュース / 2024年7月6日 16時12分

ドーナツ形の凹みのついた、坂道のコンクリート舗装(画像:写真AC)。

路面にドーナツ形の凹みが無数につけられた道路を見かけることがあります。どのような理由で凹んでおり、どの凹みはどうつくるのでしょうか。

坂道で見かけますね!

 白いコンクリートの路面に無数の「ドーナツ形の凹み」がついた道路を見かけることがあります。どのような理由で、どう凹みがつけられているのでしょうか。

 コンクリート舗装についている円型の凹みは歩行者や自動車、自転車などが坂道でスリップしないための、すべり止めの役割を果たしています。そのため、急な坂道などに多く設置されていることが一般的。また、立体駐車場のスロープなどでも、比較的よく見かけることでしょう。

 こういった路面では、所定の場所にコンクリートをならし、締め固めたのち、左官職人が表面を平滑に仕上げる際に、直径14cmぐらいの「Oリング」を規則正しく配置していくのだそう。コンクリートの養生後、表面仕上げを行って「Oリング」を手で取り除くことで、ドーナツ状の溝が完成するとしています。

 なお、コンクリート舗装のすべり止めは、ドーナツ形の凹みを付ける以外にも、大きなはけでコンクリート表面に「ほうき目」と呼ばれる筋をつける方法や、専用の機械で「グルービング」と呼ばれる細い溝を一定間隔で設置する方法もあります。急な坂道で大きなすべり止め効果を持たせたい場所では「Oリング」や「グルービング」が採用されている模様です。

 ちなみに、こういった路面では、アスファルトよりもコストのかかるコンクリート舗装が用いられることが一般的。その一因として、アスファルト舗装の施工が難しいことがあげられます。舗装を多く手掛ける都内の建設会社によると、一般的なアスファルト舗装を施工する場合、材料を敷きならした後にローラーで材料を締め固めて仕上げるのですが、勾配が大きくなると、その締め固め作業が困難になるとのことです。

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