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また売れたぞ! 韓国製兵器 ルーマニアが大量採用へ トップセールスが結実か

乗りものニュース / 2024年6月25日 8時42分

韓国陸軍のK9 155mm自走榴弾砲(画像:大韓民国陸軍)。

ヨーロッパ標準の装軌式自走砲になる可能性も

トルコやインド、オーストラリアも得意先

 韓国国防部は2024年6月19日、ルーマニアが推進する新型自走砲調達プロジェクトの優先交渉相手にハンファエアロスペースのK9「サンダー」155mm自走榴弾砲が選ばれたと発表しました。
 
 説明によると、これは2か月前の4月下旬に行われた首脳会談の結果であるとしています。このとき韓国からユン・ソンニョル大統領やシン・ウォンシク国防部長官がルーマニアを訪れ、同国のクラウス・ヨハニス大統領やアンヘル・トルヴェル国防大臣と会談しています。

 今回、改めてシン・ウォンシク国防部長官がルーマニア入りし、再びアンヘル・トルヴェル国防大臣と会談、ハナシを詰めた模様です

 ルーマニア国防省は昨年(2023年)、新型自走砲54門を購入するための選定プロジェクトを開始しています。第1ラウンドでは、前出のK9のほかに、ドイツのPzH.2000、トルコのT-155(K9の派生型)の3車種が選ばれ、その後行われた最終選定で、K9に決まっています。

 ルーマニアがK9に決めた背景には、コストパフォーマンスの良さだけでなく、高い市場占有率も影響したと韓国メディアは報じています。

採用国は10か国に

 ルーマニアメディアによると、契約内容はK9自走砲54両のほかに派生型のK10給弾車36両とのこと。前者は18台が韓国からの完成車輸入で、残りの36両がルーマニアでのノックダウン製造になるそうです。また契約には予備砲身27基、砲弾(榴弾、発煙弾、照明弾、訓練弾)1万8000発、音源位置評定装置、気象観測装置なども含まれるとしています。
 
 また韓国メディアによると、契約金額は推定で9億2000万ドル(日本円で約1380億円)にのぼるのではないかとしています。

 K9自走砲は、これまでにトルコ、フィンランド、インド、ノルウェー、エストニア、オーストラリア、インド、エジプト、ポーランドに採用されています。今回のルーマニアで採用国は10か国を数えるまでになっており、現地でのライセンス製造を含めた総生産数は2000両近くまで増えるものと推察されます。
 
 なお、ハンファエアロスペースは、東欧や北欧での採用国が増えたことを鑑み、2024年1月にはポーランドにサポートセンターを設立することを決めています。

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