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「山陰道」全通まであとどれくらい? 2県はほぼ全通メド “遅れた県”もモリモリ進んでる!?

乗りものニュース / 2024年6月29日 8時12分

山陰道の一部「長門・俵山道路」。2019年開通(画像:山陰西部国道事務所)。

島根・鳥取は全通間近!

3県縦貫の山陰道“全然できてない県”が

 鳥取・島根・山口3県の日本海側を縦貫する山陰道の建設が進んでいます。鳥取県内は残すところ1区間、2026年度の全通予定。島根県内も2025年度までには、大田・江津市と益田市の一部区間を残し、ほぼ概成の予定というところです。

 こうしたなかで、2県に比べ進捗が遅れているのが山口県で、2024年4月1日現在で開通済区間はわずか20km、事業中は43kmといったところ。その県内の山陰道建設における陣頭指揮を担う国土交通省 山陰西部国道事務所が、年度明けから相次ぎ事業進捗を更新しています。

 山口県内の山陰道は、萩市から日本海沿いを進み、長門市の仙崎からは南へ進路を変え、JR美祢線と山陰本線の中間の山間部を貫いて、中国道の小月IC(下関市)付近に至ります。

 現在開通しているのは、萩市街から長門市三隅までの「萩・三隅道路」15.2kmと、長門湯本温泉付近の「長門・俵山道路」5.5kmのみです。このほか5つの区間で事業が進められており、とりわけ日本海沿いの阿武町内の「木与防災」や、事業化区間の末端である「俵山・豊田道路」の区間ではトンネル掘削なども進捗しています。

 ただし、未事業化区間も主に萩市北部に2か所と、下関市の豊田ICから中国道につなげるまでの1か所が残っており、全通の時期という意味では見通せない状況です。現在の事業化区間は、現道の課題が大きい箇所が優先的に選ばれた結果です。

 もし山陰西部国道事務所管内の区間が全線開通すると、島根県益田から山口県下関までは、142分が47分短縮の95分になるそうです。

 なお、鳥取県内の最後の区間「北条道路」は2026年度の開通予定ですが、2024年6月、軟弱地盤や転石など予期せぬ課題に遭遇しているとして、開通時期に与える影響を精査・検討すると発表されたところです。

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