M1A1「エイブラムス」後方に下がらずウクライナ前線で健在 「ゴテゴテアーマー」姿が公開される
乗りものニュース / 2024年6月26日 6時12分
お馴染み「鳥かご装甲」を搭載。
エンジントラブルがかなりの大敵!?
ウクライナ政府が運営する「ユナイテッド24」の公式YouTubeチャンネルは2024年6月22日、前線部隊で任務を行うM1A1「エイブラムス」主力戦車と乗組員の映像を公開しました。
投稿された動画により、全てがウクライナ語に翻訳された車内の操作パネルとなった、M1A1車内の様子が明らかになったほか「コープケージ(鳥かご)」と呼ばれる、対自爆ドローン用の金網を砲塔に付けた車両が公開されました。
同戦車は、2023年9月にアメリカからウクライナに31両が供与された後、実戦投入直後から損害が相次ぎ、ロシア側に鹵獲される車両も出るなども出たため、一時は後方に下げているのではという噂もありました。
しかし、初期こそ損害を負ったものの、M1A1は引き続き東部の前線に配備されているようです。「コープケージ」のほか追加装甲の一種であるアメリカ製や旧ソ連製の「爆発反応装甲(ERA)」が装備されたことで、以前よりは自爆ドローン対策も整っているようで「少しよくなり、戦車は期待通り動いている」とM1A1の戦車兵は明かしました。
ただエンジンに関しては、ほかの供与戦車とは違うガスタービンエンジンのため、悩みどころなようです。粉じん除去などで頻繁に整備・修理が必要なうえ、部品の確保には苦慮しているようで「スペアパーツも海外から送られてくるから不便」と整備員も話していました。また、ロシアに勝利を得るためには同戦車では決定的にはならず、戦車兵はインタビュアーの質問に「長距離ミサイルと戦闘機がもっと必要だ」と自身の頭上を守る兵器が欲しいと答える場面もありました。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ウクライナ軍の装甲車が「驚異の射撃」 機関砲で飛行する自爆ドローンを“撃墜” 国防省が映像公開
乗りものニュース / 2024年6月28日 11時42分
-
ロシア軍が「警戒を弱める」タイミングを狙い撃ち...ウクライナがドローン攻撃で戦車を次々に爆破する映像
ニューズウィーク日本版 / 2024年6月8日 12時33分
-
堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっかり」でウクライナのドローン突撃を許し大爆発する映像
ニューズウィーク日本版 / 2024年6月7日 17時30分
-
大損害を被ったウクライナ軍の「エイブラムス」戦車 ついに「鳥かご」装甲を追加へ
乗りものニュース / 2024年6月5日 6時12分
-
ロシアT-90戦車を大破させたウクライナ軍ドローン「精密」特攻...戦車の「弱点」を正確に撃破
ニューズウィーク日本版 / 2024年5月31日 19時6分
ランキング
-
1すき家、7月から“大人気商品”の復活が話題に 「この時期が来たか」「年中食いたい」
Sirabee / 2024年6月29日 4時0分
-
2「モノ屋敷の実家を片付け」嫌がる母と攻防の顛末 「絶対に捨てられない母」をどう説得したのか
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 13時0分
-
3朝ドラ「虎に翼」後半戦がますます面白くなる根拠 「パイオニアとしての成功物語」からどう変わる?
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 11時0分
-
4まもなく上場「タイミー」やって見えた本質的課題 ガチの隙間時間ではできず、微妙に使い勝手に難?
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 12時0分
-
5トヨタ「プリウスα」なぜ消滅? 「復活」の可能性はある? “ちょうどイイサイズ”に3列シート装備で「画期的」だったのに… 1世代限りで生産終了した理由は
くるまのニュース / 2024年6月28日 20時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください