空自の練習機「T-7」後継は? 防衛省で選定まもなく開始か
乗りものニュース / 2024年6月27日 7時42分
部隊運用が始まってから20年以上経ったんですね。
国産になるか、はたまた外国製か
航空自衛隊は2024年6月26日、「次期初等練習機及び地上教育器材の提案要求書の案に対する意見招請に関する説明会」を実施すると発表しました。
初等練習機とは、飛行機を操縦した経験のない人が初めて進空する際に乗る飛行機で、低速である一方、素直な操縦応答性や優れた飛行安定性が求められます。2024年6月現在、航空自衛隊は富士重工(現スバル)製のT-7を運用していますが、原型機(T-3改)が初飛行したのは2002年7月9日で、運用開始も2003年4月であり、すでに四半世紀近く使われているため、そろそろ後継機の検討が必要になりつつありました。
実施日は2024年7月1日15時、場所は東京都新宿区にある防衛省市ヶ谷庁舎のA棟15階後方モニター室とのこと。ここで、次期初等練習機および地上教育器材について説明するとしています。
なお、前出の地上教育器材とは、学科教育器材、フライト・トレーナー、フライト・シミュレータ、飛行計画および解析装置になります。
ちなみに、次期初等練習機および地上教育器材の取得数量などは前出の説明会にて説明するとしています。ただ、昨年(2023年)5月19日に防衛省が公表した「次期初等練習機飛行教育システム」では、次期初等練習機(T-7後継機)を2機(将来的に60機程度)、学科教育器材を将来的に2個基地分、フライト・トレーナーを将来的に40台程度、フライト・シミュレータを将来的に6基程度、飛行計画および解析装置を将来的に55台程度、とそれぞれ明記していたので、おそらくこれと同等程度と思われます。
なお、「次期初等練習機及び地上教育器材の提案要求書の案に対する意見」は2024年7月16日13時を提出期限としているので、近い将来、候補機の選定などが行われると考えられます。
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