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「日本が誇るハイテク戦車」さらにパワーアップ!? ついに“能力向上”検討へ 登場から10年以上が経過

乗りものニュース / 2024年7月3日 6時12分

10式戦車(画像:陸上自衛隊)。

いよいよ。

10式戦車の能力向上を検討へ

 防衛装備庁は2024年6月28日(金)、陸上自衛隊に配備が進む10式戦車の能力向上に関して、情報提供企業の募集を開始したと発表しました。

 10式戦車は、2012年から本格運用が始まった陸上自衛隊で最新の戦車です。国産の120mm滑腔砲、複合装甲、ネットワーク戦闘が可能なシステムなどを備え、1200馬力ディーゼルエンジンや無段階自動変速機により、高い機動性を実現したことも特徴です。
 
 1世代前の90式戦車は大きく重すぎるという欠点があり、北海道以外での運用が難しいため、10式戦車では軽量化が図られました。既に100両以上が調達され、スローペースではあるものの、徐々に増勢が進んでいます。2024年度予算では10両の取得費用が計上されています。
 
 日本を代表する高性能戦車である10式ですが、既に登場から10年以上が経過。諸外国は戦車の装甲やシステムを逐次アップデートして戦闘力の向上を図っているほか、ロシアによるウクライナ侵攻もあり、戦車を取り巻く環境も変わってきています。
 
 防衛装備庁は今回、10式戦車の能力向上に関して、車両システムに関連する知見を持つ企業を公募し、意見交換を行うことで、技術的な方策を検討していくとしています。今後、能力向上に関する具体的な検討に入るとみられます。
 
 なお、防衛省は2023年9月、装甲車両の近代化に向けた研究に着手する方針を明らかにしています。防衛省は戦車などの装甲車両について、「現代戦においても領土保全に極めて重要な戦力」と位置付けていますが、タンデム弾頭付対戦車ミサイルや自爆型無人航空機により、トップアタック(上方からの攻撃)に対する脆弱性が顕在化しており、これらの脅威に対応する必要があると指摘しています。
 
 この事業では、既存の装甲車両を改善・更新するコンセプト設計を行うほか、そのための基盤を確保すべく、動力や電力システム、車体構造を研究していく方針です。

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