ウクライナ軍が「魔改造戦車」を更に改造!? ゴテゴテの外観を国防省が公開 戦訓を反映か

ポーランド軍のPT-91戦車。砲塔には爆発反応装甲プレートや発煙弾発射機が取り付けられている（画像：ポーランド国防省）。

かなりゴテゴテの外観。

ポーランドが独自改修した戦車にドローン対策

　ウクライナ国防省は2024年6月29日、ウクライナ軍が現地改修を施したとみられるポーランド製のPT-91戦車の写真を公開しました。

　PT-91戦車は、旧ソ連が開発したT-72戦車をポーランドが独自に改修したモデルで、1990年代から運用されています。新型の射撃統制システムを搭載したほか、エンジンの換装なども実施。砲塔にはびっしりと爆発反応装甲プレートや発煙弾発射機が取り付けられており、ゴテゴテした外観が特徴です。
　
　2023年にポーランドからウクライナへ供与され、現在はウクライナ陸軍の第117独立機械化旅団で運用されています。公開された写真を見ると、ドローン対策としてお馴染みとなった、砲塔上面への攻撃（トップアタック）対策用のコープケージが新たに取り付けられていることが確認できます。