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「地下鉄の車庫」が新線&新駅に大化け!ダイヤはどうなる?大阪メトロ「中央線支線」実現へ大きく前進

乗りものニュース / 2024年7月3日 7時12分

大阪メトロ中央線(画像:写真AC)。

東京メトロの北綾瀬支線みたい。

軌道事業の特許を取得

 大阪メトロは2024年6月28日、中央線森ノ宮駅から北へ分岐し、(仮称)森之宮新駅までを結ぶ新路線について、軌道事業の特許を取得したと発表しました。今後、2028年4月に開業する予定です。

 この新路線は、大阪城東部地区の再開発に関連して、まちづくりの一環で行われる事業です。中央線などの車両が留置・検査される「森之宮検車場」は、2025年開催の「大阪・関西万博」へのアクセス輸送強化のため、留置線の数を増やす工事が行われます。万博終了後、いらなくなった留置線を撤去し、その跡地を活用して設置されるのが、この新線&新駅です。
 
 森ノ宮駅~森之宮新駅の距離は約1.1km。既存の引き込み線を活用する区間と、新規整備区間に分かれます。新駅は1面1線(単線)で、球体が浮かび上がるような唯一無二のデザインとなります。駅周辺では、駅ビルや大規模集客施設(アリーナ・ホールなど)、大阪公立大学のキャンパスが整備されるほか、UR団地の再生なども検討されています。
 
 国交省が2024年6月に明らかにした事業概要によると、毎時上下8本(上下線でそれぞれ15分間隔)を運行する計画。森ノ宮駅~森之宮新駅の線内折り返し運転が基本となり、アリーナでの大規模イベント開催時は、臨時列車の運行を検討するとしています。なお、車両新造は実施されず、既存車両が充当される計画です。
 
 新線と新駅整備の事業費は約50億円、利用者は1日あたり2万人、運輸収入は年間3億円となる見込み。大阪メトロは、森之宮を「東の拠点」、夢洲を「西の拠点」として位置付けており、東西軸を強化することで、大阪の発展に寄与することを目指すとしています。

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