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小田急線「3番目に利用者が多い駅」が大化け!? モノレール延伸で「駅前まるごと再開発」検討へ

乗りものニュース / 2024年7月13日 7時12分

多摩都市モノレール(画像:写真AC)。

町田駅周辺が、多摩都市モノレール延伸計画を契機に大きく変化しそうです。公表された駅周辺開発計画案で、新駅が想定される位置も明らかになりました。

町田駅周辺の抜本的な更新を検討へ

 東京都町田市は2024年6月、町田駅周辺開発計画(案)を公表。駅周辺の機能更新を進めていく方針を明らかにしました。多摩都市モノレール延伸計画を契機に街が大きく変化しそうです。

 町田駅は現在、小田急小田原線とJR横浜線が交差する交通結節点です。小田急小田原線の1日平均乗降人員は新宿駅、代々木上原駅に次ぐ3位(25万4478人:2023年度)。JR横浜線の1日平均乗車人員は1位(9万5015人:2022年度)となっています。
 
 ただ、駅周辺施設の老朽化が進行しており、更新時期を迎えつつあります。また、立川駅などと比べると、駅から街へ移動する人が少ない、つまり乗り換えるだけの人が多く、求心力がある機能の導入が求められているといいます。
 
 都知事選で再選した小池百合子知事は、多摩モノレールについて、既に決定した箱根ヶ崎方面の延伸を着実に進め、さらに町田方面の延伸にも取り組むとしています。
 
 市は多摩都市モノレールの町田延伸を契機に、駅周辺の再開発や交通ターミナルやペデストリアンデッキといった交通基盤の再整備など、抜本的なリニューアルを推進していく構えです。現時点では、駅周辺エリアの詳細な開発計画は決まっていませんが、「町田駅周辺開発推進計画(案)」で開発の方向性が示された形です。

「モノレール新駅」どこにできる?

 市は町田駅周辺をA~Dの4地区に分け、「開発推進地区」に指定しました。A地区には「東急ツインズ」や「モディ」、C地区には「西友」や「パリオ」などの商業施設があります。B地区は駅北口に面しており、D地区には森野住宅などが含まれます。

 A地区にはモノレール新駅のほか、新交通ターミナル、バス待合所などを整備する方針。2024年3月23日には、市内でモノレールの導入空間となる「新町田街道」も延伸開通しましたが、町田駅周辺の導入空間は「原町田大通り」となる見込みです。
 
 B地区にはシネマコンプレックス、C地区にはライブホール、D地区にはエンタメ施設などを導入する想定です。
 
 なお、町田駅周辺再開発をめぐっては、小田急電鉄も中期経営計画において、駅周辺の自社資産を活用して再整備を進める考えを示しています。今後は駅舎や一体化している小田急百貨店など、小田急グループが保有する資産も含め、再整備に向けた検討が本格化するとみられます。

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