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えっ!? これ人乗ってないじゃん! 羽田空港で”無人トラクター”走らせてます じつは空港の将来の姿かも

乗りものニュース / 2024年7月18日 7時42分

ANAのグランドハンドリングの様子(乗りものニュース編集部撮影)。

未来の空港の姿がここにあります

試験期間は7月1日から19日まで

 ANA(全日空)と豊田自動織機は2024年7月16日、開発中の自動運転トーイングトラクターによる国内貨物搬送を想定したレベル4(特定条件下における完全自動運転)での試験運用を、羽田空港において国内で初めて実施していることを発表しました。

 試験は7月1日から7月19日までの間、羽田空港の滑走路その他の離着陸区域、誘導路、エプロン、管制塔その他、立ち入りが制限されたエリア(制限エリア)において実施されます。今回の試験運用では、自動運転トーイングトラクターが貨物コンテナを牽引した状態で、安全かつスムーズにレベル4自動走行が可能かどうかの検証や、駐機場内や貨物上屋前でのオペレーション上の課題の抽出などを行うとのこと。
 
 今回使用する自動運転トーイングトラクターは、空港内全域における様々な環境や条件の変化に対応できるよう、自己位置推定や障害物検知システムを高性能化・冗長化しているほか、レベル4の自動走行において、異常時にも迅速に対応できるよう車両の周囲の状況を把握する遠隔監視機能を搭載しています。今回の試験では、片道約2kmのルートを走行するとのことです。

 また、効率的なオペレーションの実現を図るため、車両の運行管理に加え、駐機場や貨物エリアへの車両搬送指示、現場スタッフの作業項目などの情報を一元化する「Fleet Management System(FMS)」を新たに開発。今回の試験では、FMSと自動運転トーイングトラクターを連携させることにより、将来的に多数の自動運転トーイングトラクターを導入することを見据えた運用面および経済性の観点での課題抽出を進めていくとのことです。

 ANAと豊田自動織機は、グランドハンドリング業務の人員不足対応や、今後の空港業務の持続的な発展に向けて、2025年中の無人搬送(レベル4)の実現を目指し、自動運転トーイングトラクターの実用化に向けた取り組みを進めていくとのことです。

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