北海道新幹線の「なが～いトンネル」掘削完了！「貫通の瞬間」はどんな様子？ 鉄道・運輸機構が公開

北海道新幹線の車両（画像：写真AC）。

全17本のうち8本目のトンネル貫通だそう。

北海道新幹線「立岩トンネル」が貫通

　鉄道・運輸機構は2024年7月18日（木）、北海道新幹線の立岩トンネルが貫通したと発表しました。

　立岩トンネルの延長は約1万7040m。北海道八雲町と長万部町にまたがる長大なトンネルです。「豊津工区」「ルコツ工区」「山﨑工区」「立岩工区」の4工区に分けて工事が行われており、今回「山﨑工区」が貫通したことで、掘削が完了しました。

　立岩トンネルの貫通で、北海道新幹線のトンネル全17本のうち、8本で掘削が完了したことになります。

　なお鉄道・運輸機構は、建設を進めている北海道新幹線の新函館北斗～札幌間（約212km）について、目標としていた2030年度末の完成・開業は「極めて困難」であると発表しています。トンネル発生土の受入地確保が難航したことや、想定していなかった巨大な岩塊の出現、想定を上回る地質不良などが原因で、現時点でも既に3～4年程度の遅延が発生しているといいます。