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新型「エアフォース・ワン」開発難航! 新大統領就任後にズレこみ“もしトラ”の場合カラーリング問題再燃も?

乗りものニュース / 2024年7月23日 12時32分

新型エアフォースワンVC-25Bのイメージ(画像:ボーイング)。

ボーイング「困難と闘っている最中」。

もしかしたらトランプ案カラー復活?

 アメリカ大統領専用機である「エアフォース・ワン」の開発が順調に進んでいないことが、2024年7月22日、ロイター通信などの報道で明らかとなりました。

 当初、新型のエアフォースワンである「VC-25B」は、ボーイング「747-8」をベースにした機体として2機を39億ドルの契約で製造し、1機は2024年12月まで引き渡される予定でした。しかし、この納入は大きくずれ込み、1機目2027年、2機目は2028年頃になると報じられていました。

 問題となっているのが、2020年の新型コロナウイルスのパンデミックによる労働力の混乱やここ数年進行し続けているインフレです。

 製造元であるボーイングは、これらの問題により困難な状況になっているようで、ボーイングの防衛・宇宙・安全保障部門の責任者であるテッド・コルバー氏は「サプライチェーン、インフレ、労働力、その他の課題に対処している」とアメリカメディアに対して語りました。

 ボーイングによるとまだこれらの課題とは「闘っている最中」とのことで、開発するうえでの問題は解決していないようです。なお、同社は既にこの開発計画で20億ドル以上の損失を出しています。

 39億ドルというのは、トランプ政権時代に新型エアフォースワンの価格が高すぎるとして、経営破綻した航空会社に納入する予定だった“新古機”を使うことで価格を下げたものとなっています。

 しかし、計画が遅延したとき費用や物価上昇などを考慮していない契約金額であったことから、計画が動きだした2018年の段階で、専門家からはこの金額では足りなくなると指摘されていました。

 同機に関しては、トランプ政権下で新たに赤・白・青の新カラーリングが採用される予定でしたが、バイデン政権になった際に破棄され、白と明るい青を基調とした従来デザインをほぼ踏襲するものに変更されました。しかし、納品がずれ込む形となったということで、2025年からの新政権の大統領が再びトランプ氏になった場合、またもやカラーリングが赤・白・青に戻る可能性もありえるかもしれません。

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