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「ラジオをつけて」とも言われない…タクシーで聴く機会なぜ激減? 実は車両にも原因の一端が!?

乗りものニュース / 2024年8月13日 17時12分

ジャパンタクシーのイメージ(画像:写真AC)。

ひと昔前までタクシーに乗れば、ラジオが流れているという光景は珍しくありませんでした。しかし、最近はほとんど聴くことはありません。なぜなのでしょうか。

実はジャパンタクシーには「ない」

 
 ひと昔前までタクシーに乗れば、ラジオが流れているという光景は珍しくありませんでした。プロ野球はもちろん、大きなスポーツ大会があると必ずというほどラジオがついていましたが、最近はタクシーに乗ってもほとんど聴くことはなくなりました。一体なぜなのでしょうか。

 実際にタクシー運転手の人に話を聞いてみると「タクシー会社によっては、『空車時しかラジオを聴いてはいけない』『お客さんの乗車中は要望がない限りはボリュームを下げる』といったルールの会社もあります」との答えが。

 タクシー車内でスマートフォン(スマホ)を操作している人も多く、ラジオの音がスマホ操作などでのノイズになるという場面もあるからという配慮からだそうです。さらに、2024年現在、多くのタクシー会社が使っているタクシー用に設計された「ジャパンタクシー」そのものの装備にも関係があるとのこと。

「実はジャパンタクシーには基本的にカーラジオが標準装備されていません。そのためどうしても聞きたい人はスマホを使うケースが多いですね」(前述のタクシー運転手)

 話を聞いたタクシー運転手も、ジャパンタクシーになってからラジオを聴かなくなったそうです。スマホのアプリで聴く手間から、結局ラジオを聴かなくなったタクシー運転手は「多いと思う」とそのタクシー運転手は話します。

 また、「ちょうちん」の行灯が目印の「日個連」に所属する個人タクシー運転手にも話を聞いてみると、「そもそもお客さんから『ラジオをつけてくれ』と言われることが激減しています」と話します。

 スマホが普及する以前は、移動中にスポーツ中継やお気に入りの番組を流して欲しいと要望が出ることもあったそうですが、乗客自身がスマホでラジオ配信サービスを利用するケースも多くなっているそうです。

「いつも乗ってくれるお客さんが聴いていて、自分も聴くようになるという運転手は多かったと思います。でも今はスマホなので、そのきっかけもないですね」(個人タクシー運転手)

 お客さんからの情報が全く入ってこなくなったことも、タクシー運転手のラジオ聴取率の低さに関係しているようです。

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