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「ひかりレールスター」も引退へ!? 500系もろともサヨナラ 山陽新幹線に残る「最後の700系」の後継は?

乗りものニュース / 2024年7月25日 14時42分

700系「レールスター」(画像:写真AC)。

500系の後継として8両化工事が実施されることになったN700系。500系だけでなく、700系「ひかりレールスター」も置き換えるようです。

500系は2027年度を目途に完全引退

 JR西日本は2024年7月24日、山陽新幹線にN700Sを追加投入し、既存のN700Aを16両から8両に短縮する改造工事を行うと発表しました。これにより、山陽新幹線で「こだま」として残る500系は、2027年度を目途に運行を終了する予定です。それだけでなく、700系「レールスター」にも廃車が発生することがわかりました。

 N700Sは、現時点で東海道・山陽新幹線で最新の車両です。JR西日本は2024年2月、N700Sを2024年度から2026年度にかけて16両編成を4編成追加投入することを発表。これに伴い、同数のN700Aを16両編成から8両編成に改造し、500系全6編成のうち4編成を置き換えることを公表していました。
 
 JR西日本は今回、新たにN700Sを2026年度から2028年度にかけて10編成、追加投入すると発表。同数のN700Aを16両編成から8両編成に改造するとしています。最終的にJR西日本は、N700Sを14編成追加投入し、同数のN700Aを16両から8両に短縮。これにより、全ての500系(全6編成)を置き換えます。ただ、N700Aは合計で14編成が8両化されるため、500系だけを置き換るには過剰です。
 
 JR西日本は「8両化するN700Aの10編成で、最後まで残った500系2編成と、700系『ひかりレールスター』8編成を置き換えます」と話します。2000年から運行を開始し、これまで廃車が発生していなかった「ひかりレールスター」にも、ついに廃車が始まるようです。
 
 N700Aの8両化工事は、今年度から博多総合車両所で実施されます。JR西日本によると、8両化工事の対象は、2007年から導入されたN700系5000番台になるそうです。このN700系5000番台は、もともとN700系から“A化”工事が施された、やや古い車両で、鉄道ファンからは「スモールA」と呼ばれる車両です。

 最新のN700Sは搭載機器の小型化により、路線環境に応じて編成を6両や8両など、16両から柔軟に短縮することが可能となっています。一方、N700系5000番台は、N700Sのように編成を短縮することを想定して製造されていません。そのため、改造工事は大規模なものとなる見込みです。

N700系は8両化で「新幹線屈指の神席」も誕生!?

 8両化にあたっては、現在の16両編成が連結している3両のグリーン車を活用し、4列座席の普通車指定席とする予定。現在の16両のうち、1~3号車、8~11号車、16号車を活用して新たな8両を組成するとしています。外装は現在から変更されない見込みです。
 
 500系も16両から8両に短縮された際、同様の改造工事が行われており、普通車指定席の4~6号車は、新幹線普通車で一般的な5列(通路を挟んで3列+2列)から1列減らした4列席となっています。このうち6号車が16両編成時代のグリーン車で、座席はグリーン車のままです。
 
 山陽新幹線内で運行されてきた500系や700系「レールスター」は世代後退を迎えますが、同線の特徴である「グリーン車並みの4列座席の指定席」は引き続き残ります。

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