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NATO「次世代ヘリ案募集」そもそも有人のままになるのか? 有名ヘリメーカー3社と契約を結ぶ!

乗りものニュース / 2024年8月1日 9時42分

アメリカで計画停止となった将来型攻撃偵察ヘリコプターとしてシコルスキーが開発していた「レイダーX」(画像:シコルスキー)。

どんなデザインになる?

戦闘機と同じく無人機との連携を考慮?

 北大西洋条約機構(NATO)支援調達庁(NSPA)は2024年7月26日、イギリスで行われていたファーンボロー国際航空ショーの会場で、次世代ヘリコプターの開発を目的とした次世代回転翼航空機能力(NGRC)プログラムに基づく詳細なコンセプト研究のため、エアバス・ヘリコプターズ、シコルスキー、レオナルドの3社と契約を締結したと発表しました。

 この研究の目的に関してNSPAは「運用能力とサポート能力を満たすための最先端技術の特定と活用を目指すとともに、デジタル設計・開発プロセスや先進材料・製造における技術革新を模索する」としています。次世代の中型ヘリコプターを開発するNGRC計画は2022年に開始され、NATO構成国のフランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、オランダ、イギリス、カナダが参加しています。今回のプログラムでは13か月の期間で参加国が将来どのような垂直上昇プラットフォームを望むかを選択できるよう、「幅広い潜在的なコンセプト」を提供することが期待されています。

 今回締結された契約に関して、エアバス・ヘリコプターズのブルーノ・イヴェンCEOは「次世代軍用ロータークラフトのためのこのNATOの研究に参加することは、欧州のさまざまな軍隊と協力してきた我々の経験を活用するまたとない機会」と話しました。

 一方シコルスキーは「複数のX2技術実証機による長年の投資と厳格な飛行試験により、将来の空域を変える能力があることを証明してきました。今後数十年にわたって進化し続ける脅威を抑止するために必要な多領域作戦を可能にすると確信しています」としており、アメリカ軍で計画停止となった将来型攻撃偵察ヘリコプター「レイダーX」やS-97などの元になったX2の技術を再び活かすことを示唆しました。

 次世代機に関する詳細なコンセプトデザインがどうなるかはまだ不明ですが、エアバス・ヘリコプターズは大まかな方向性に関して「モジュール式で、多目的な任務に対応できること」「無人機との連携」とリリースで触れています。

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