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メーカーがまさかの公開!「UFO型」信号機がペーパークラフトに モデルは名古屋の大須

乗りものニュース / 2024年8月11日 18時12分

1975年、名古屋市内に設置された「懸垂型交通信号機」(画像:名古屋電気工業)。

「夏休みの自由研究の題材にしたい」の声も。

車両用と歩行者用が一体となったタイプは絶滅

 道路交通関連の総合設備メーカー・名古屋電気工業が2024年7月末、「当社開発の『懸垂型交通信号機』撤去に関する報道に寄せて」と題し、懸垂型交通信号機のペーパークラフトを同社ウェブサイトで公開しました。

 この信号機は、4方向の車両用と歩行者用が一体となったタイプで、交差点中央の上空に吊り下げられる形で設置されました。通常、信号機は交差点の四隅に柱を立て、車両用と歩行者用は別々に設置されますが、懸垂型は四隅にスペースがない狭小な交差点向けに開発。名称の通り空中に浮く設置方法から「UFO型」とも呼ばれます。

 7月末、車両用と歩行者用が一体となったタイプとしては日本国内の公道で最後だった1台が、宮城県仙台市内の交差点から撤去されました。これを受けSNSなどで話題となり、懸垂型の製造元である名古屋電気工業へは、一般の人やマスコミなどから多くの問い合わせが寄せられたそうです。

 しかしながら名古屋電気工業には、この信号機は現存していないそう。「見学などのご要望をいただきましても、お応えできないことを何卒ご了承ください」としたうえで今回、ペーパークラフトの公開に踏み切りました。同社によると、夏休みの自由研究の題材にしたいという声もあったそうで、「ぜひダウンロードしてお楽しみいただけましたら幸いです」としています。

 名古屋電気工業は1975(昭和50)年、欧州のワイヤー吊り下げ式信号機を参考に懸垂型を開発し、愛知県名古屋市の新栄小学校前の交差点に試験設置後、同年9月に大須の赤門交差点に最初の本設置を行いました。以来、宮城県や群馬県を中心に国内で十数基が設置されましたが、設置から約40年が経過し老朽化が進み、新型のLED式へ更新されていきました。

 なお、車両用のみを一体化したタイプは、大阪府や広島県でなお見られます。

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