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カルガモ車が登場!?「人についていくごみ収集車」実現間近!“他人”を追いかけないハイテク機能とは

乗りものニュース / 2024年8月14日 18時42分

自動追尾型EVごみ収集車「eCanter SensorCollect」(画像:三菱ふそうトラック・バス)。

三菱ふそうトラック・バスが、自動追尾型EVごみ収集車の開発を進めています。

「自動追尾型EVごみ収集車」を開発中

 三菱ふそうトラック・バスが2024年8月7日、自動追尾型EVごみ収集車「eCanter SensorCollect」の実証実験の様子を動画で公開しました。

 この車両は、電気小型トラック「eCanter」の新型モデルをベースに、SAEレベル2の運転自動化機能を搭載した自動追尾型のごみ収集車のコンセプトモデルです。車両の前後に搭載したミラー兼用のカメラセンサーが、運転席から降りる人をドライバーと自動認識。ほかの作業者や歩行者と区別しながら、カルガモの親子のように、ごみ集積場に着いた後もドライバーの後を車両が自動で追尾します。

 ワイヤレス式HMI(Human Machine Interface)を通じて遠隔操作もできるため、ドライバーが運転席に乗り降りする回数を大幅に減らせ、作業時間短縮とドライバーの肉体的負担を軽減できるそうです。

 さらに、車外にいるドライバーがボタンを押した時の位置を車両が記憶し、その位置まで車両が走行して停止する機能や、車両の先にある最も近いごみ集積所を停止位置として登録して停止する機能も追加しています。車両のカメラやセンサーなどで周囲に安全区域を形成し、障害物の回避や歩行者が来た際の緊急停止、車両の追尾や一時停止なども遠隔で操作可能です。

 三菱ふそうトラック・バスはこの車両を使い、ごみ収集の作業効率化とCO2(二酸化炭素)削減効果の実証実験を、2023年11月に川崎市内で、環境省と合同で実施。

 ごみ収集作業の効果検証を行うとともに、車両に積んだごみの重量・体積・投入個数をセンサーで感知し、これらの情報をごみ処理施設にインターネット経由で送信するシステムも開発し、車両と施設を合わせた全体の運用効率化・高度化における効果の検証も行ったといいます。

 同社は、2024年度の実証事業にも参画するとのことで、今後もクリーンでより効率的なごみ収集作業を可能にするEVごみ収集車の開発を継続するとしています。

【動画】自動追尾型EVごみ収集車の実証実験

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