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首都高「山手トンネル」なぜサウナ状態? ライダーは“蒸し焼き”か“天日干し”か 真夏の苦悩

乗りものニュース / 2024年8月17日 9時42分

西新宿JCTの山手トンネル入口(乗りものニュース編集部撮影)。

都内を走るライダーが味わう真夏特有の苦悩に悲鳴が上がっています。それは、首都高「山手トンネル」の異常な暑さ。トンネルといえども、かなり暑いのです。

山手トンネルの「ミスト」がフル回転

「山手トンネルの暑さ、尋常じゃなかったです」
「夏の山手トンネルは辛い」

 連日の酷暑のなか、都内を走るドライバー、特にライダーからSNSで悲鳴が上がっています。それは、首都高C2中央環状線の西側「山手トンネル」の異常な暑さ。

「山手トンネル外気温40度を指してるのだが」
「夜でこれですよ!(クルマの温度計が41度を指しているメーターの写真)」

 といった体験談が続出しています。

 山手トンネルは全長18kmを超える日本一長い道路トンネルで、C2の西半分を占めます。「日差し避けて首都高の山手トンネル入ったら大失敗。42度まで上がって息苦しさを感じるし空気悪くて最悪」と、ライダーには地獄の環境となるのです。トンネルの手前の情報板では「高温注意」とも表示されています。

 山手トンネルがライダーにとって辛いのには理由があります。実は山手トンネルでは夏場、内部でミストを噴射しています。それでも、全長が長いうえ、交通量が極めて多いため、外気温と走行車両の排熱による影響で温度が上昇するのだとか。

 このミスト噴霧は、水の気化熱を利用してトンネル内部の温度を下げる仕組みです。渋滞しやすい西新宿JCTや大橋JCTの接続部、トンネル出入口付近の区間を中心として約11km(内・外回り合計)に渡って噴霧装置が設置されています。

 首都高速道路によると、ミストの吹き出し口は路面から3.8m以上の高さにあるため、水はトンネル上部で気化し、通行の妨げにはならないといいます。ミスト噴霧とトンネル内換気システムの運転によって、5度程度の温度抑制効果があるそうです。しかし、湿度も相まってか、「山手トンネルはサウナ」との声も聞かれます。

 かといって、C1都心環状線に迂回すれば日差しが辛い。「山手トンネルで蒸し焼きになるか C1経由で天日干しになるかの究極の2択」という声もあるほどです。

 SNSを見ると、山手トンネルの暑さを知らず、日差しを避けられると思い通行して熱中症寸前になった、という人が少なくないようです。外を走るときと同様、危険な暑さへの十分な対策が必要です。

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