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「バスの“床”、何で作られてるでしょうか?」「ええっ!?」都バス整備工場で大人がビックリ はとバスと初の親子ツアーに手応え

乗りものニュース / 2024年8月21日 19時12分

都営バス自動車工場の車両整備エリア(乗りものニュース編集部撮影)。

東京都交通局とはとバスが「都営バス100周年×はとバス75周年」記念で初のコラボ企画となる親子対象のツアーを実施。普段見られないバス自動車工場の見学が行われました。

親子ツアーで大人の方がビックリした“バスの床”のハナシ

 東京都交通局とはとバスは2024年8月24日、「都営バス100周年×はとバス75周年コラボ企画 夏休み親子限定!!都営バス自動車工場潜入ツアー」を実施しました。

 都営バスは、関東大震災で被災した東京市電(後の都電)に代わる輸送手段として1924年1月18日に東京市バスとして誕生しました。はとバスは、東京都の遊覧バス(定期観光バス)事業を担うため、戦後まもない1948年8月14日に創業し、今では都営バスの一部路線の運行を受託するなど、両者は密接な関係にあります。

 ただ、両者のコラボツアーは今回が初めて。発案は交通局で、細かい企画内容の選定ははとバスが行ったとのこと。

 ツアーは夏休みの親子限定企画として実施され、各回20組40名が参加しました。はとバスや都営観光バスでの都内観光、ホテルオークラ東京ベイでの昼食などのほか、約1400台の都営バスを整備する自動車工場(江東区)の見学も目玉のひとつ。車両の整備・点検の様子を見学したり、水素で走る燃料電池バス「SORA」に乗車した状態での洗車を体験したりしました。

 自動車工場では、都営バスの床に「木材」が使われていることが、工場担当者から説明されました。バスに昔から乗っている人は、ここで疑問に思うかもしれません。木製の床のバスなど、かなり昔のハナシではないかと――。

 かつては、トラックの荷台にも使われる「アピトン」とよばれる木材がむき出しのままバスの床に使われていたことも珍しくありませんでしたが、現在はべニヤ板の上に「ロンリウム」という樹脂製の床材を貼り付けているそうです。

 この話は子ども以上に大人が衝撃を受けたようで、「ええ!?」「そうなんだ」といった声が保護者から聞かれました。ちなみに、床の点検にはハンマーを使うそうですが、「状態のいい床は叩くと『コンコン!』と乾いた音がしますが、状態が悪いと『グズッ』という鈍い音がします」とのことです。

水素バスは「鉄道っぽい」?

 参加者は、やはりバス好きや乗りもの好きの親子が多く、自動車やバスのエンジンが好きという中学1年生の男の子は、エンジン整備の様子を見られたのが特に「楽しかった」と話していました。ただ燃料電池バスに関しては、加速はいいものの、静かなことが気になったようで、「ディーゼルエンジンは振動がいい」とも。

 一方、バスと鉄道の両方が好きという小学5年生の男の子は、燃料電池バスについて「加速がとてもよくて、進み方は『ゆりかもめ』に近かった」と、ならではの感想を話しました。

 東京都交通局の広報担当者は「初めてタイアップ、コラボという形を取らせていただきましたが、非常に感触は良かったんじゃないかなと思います」と胸を張りました。

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