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新トンネル貫通! 「上高地へのクネクネ国道」解消へ 国道158号改良 中部縦貫道の沿道

乗りものニュース / 2024年8月24日 12時12分

国道153号の狸平地区。狭い上カーブが多く大型車のすれ違いができない(画像:長野県)。

少しずつ良くなってる!

ダムのたもとに出る新トンネル貫通

 長野県の松本建設事務所は2024年8月23日、国道158号で事業を進めていた「狸平トンネル」が貫通したと発表しました。

 国道158号は松本市街から上高地、飛騨高山方面へ通じる幹線で、「中部縦貫道」の並行道路にあたります。中部縦貫道の長野県内の多くは事業化されていませんが、並行して国道158号現道の改良が行われています。

 狸平地区(松本市)はその一つで、梓川と断崖絶壁に挟まれた線形不良区間を回避する1540mのバイパスが建設されています。その大部分を占める狸平トンネルは1060mで、約2年をかけて貫通に至りました。

 断崖絶壁の現道は交通事故だけでなく落石も多く、代替路がないため集落の孤立や観光・物流への影響が懸念されています。バイパスは現道の北側に建設され、トンネルを抜けた上高地側は、稲核(いねこき)ダム近くに建設される梓川の新たな橋を通して現道に取り付きます。

 松本建設事務所によると、開通の時期は未定とのことですが、事業化当初の完成見込みは2025年度となっています。

 なお、国道158号の改良は、より梓川上流の奈川渡ダム付近でも行われており、バスがすれ違えない狭小トンネル4本を一気に回避する約2100mのバイパス工事が進められています。

 これとは別に、長野道の松本JCTから波田IC(いずれも仮称)まで、「中部縦貫道」の一部となる「松本波田道路」5.8kmの建設も進められていますが、そこから岐阜県境の安房峠道路までをつなぐ区間「波田-中ノ湯」区間は、未だルート帯すら提示されていない中部縦貫道の大きな空白地帯となっています。

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