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「地上は夜、でも旅客機の機内は夕方です!」→時間差どれくらい? 実際に機内で「夜の始まる時間」を実測

乗りものニュース / 2024年8月30日 16時12分

夕暮れのなかフライトする旅客機の客席(乗りものニュース編集部撮影)。

飛行機が飛ぶ上空1万mは、地上と光景が大きく違います。日没後、空が完全に真っ暗になる時間も地上とはタイムラグがありました。実際にどれくらいの時間差があるのか、乗って確かめました。

20時すぎても太陽光、いる!

 高度およそ1万mの高さを飛ぶ旅客機は、その分、地上より遠くまで見通せることから、地上だと沈んでしまった太陽をまだ見ることができます。つまり、地上より「日の入り」が遅くなるというわけです。どのくらい時間が異なるのでしょうか。実際に同日、成田空港を夕方出発し、南西にあるシンガポールへと向かう航空便で、これを実証してみました。

 2024年8月23日、東京の日の入りは18時33分と報じられています。このとき乗った旅客機は、18時半すぎに離陸。巡航高度は4万フィート(約1万2200m)で、成田から静岡、浜松、和歌山、四国、宮崎、鹿児島の上空を通り、シンガポールへ向かうというものでした。

 成田空港から飛び立ち高度を上げた18時45分頃、空は「夕焼け」状態でした。しかし、この日は東日本を中心に「天気が安定しない」と報じられていた日で、雲が低く立ち込めていたため、地上との境界線を見ることはできず、かろうじて太陽が残っている模様です。19時を過ぎると、上部が水色、雲との境界線あたりが夕焼け色となっています。ただ、それでも地上の8月後半の同時刻と比べると、明らかに太陽の光が残った状態といえるでしょう。

 その後、19時40分頃、一度完全に日没したかに見えました。しかしその後、この厚い雲が張るエリアを抜けると、一度ほとんど真っ暗になりかけた空が、再度明るくなります。時刻が20時を過ぎてもなお、窓の外はオレンジ色の空模様となっていました。

 ついに空が真っ暗になったのは、20時20分を過ぎた頃でした。日本で20時を過ぎても空が明るいというのは、まず見られない現象といえるでしょう。地上と旅客機の巡航高度のあいだにおける「明るい時間」には、かなりの差がありました。

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