北陸新幹線「新駅の位置案」が明らかに！新大阪や松井山手、東小浜はどこにできる？

北陸新幹線の車両（画像：写真AC）。

小浜新駅は在来線から少し遠い？

京都駅以外の詳細位置案も明らかに

　国土交通省鉄道局と鉄道・運輸機構は2024年8月29日、未着工となっている北陸新幹線の敦賀～新大阪間について、福井県小浜市（東小浜）、京田辺市（松井山手）、京都、新大阪附近に設ける新駅の詳細位置案を明らかにしました。

　北陸新幹線の敦賀～新大阪間は、環境影響評価手続きの遅れなどで、未だ着工に至っていません。そのため、関西～北陸間の移動は、敦賀駅で在来線特急から新幹線に乗り継ぐ形が当面続くことになり、自治体などから早期整備を求める声があがっています。
　
　敦賀～新大阪間は、東小浜（小浜市）附近、京都、松井山手（京田辺市）を経由。そのほとんどがトンネル区間となります。鉄道・運輸機構は2024年8月7日、京都駅の位置に関しては「東西案」「南北案」「桂川案」の3案で検討を進める方針を明らかにしています。
　
　今回示された新駅の詳細位置案によると、小浜市の新駅はJR東小浜駅の西側に設ける想定。松井山手駅はJR松井山手駅の北側、新大阪駅は現駅の南側に整備する方針が示されました。
　
　国土交通省鉄道局は、北陸新幹線に関する来年度予算の概算要求について、敦賀～新大阪間の新規着工に要する経費は、予算要求額を明示しない「事項要求」とする方針。着工に向けたスケジュールは最短の場合、2026年3月頃の工事実施計画認可・事業着手を目指すとしています。