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ウクライナ軍 戦力化から「1か月足らずでF-16を1機とパイロットを失う」大きな損失 原因は?

乗りものニュース / 2024年8月31日 11時42分

ウクラナ上空を飛ぶF-16(画像:ウクライナ国防省/アーミーインフォーム)。

敵ミサイル撃墜後に事故?

敵巡航ミサイル追跡中に通信が途絶える

 ウクライナ国防省は2024年8月29日、防空任務中のF-16が1機墜落し、パイロットが死亡したと発表しました。

 国防省公式メディア「アーミーインフォーム」によると、墜落機は8月26日に行われたロシア軍によるウクライナ領内へのミサイル攻撃の迎撃のため飛んでいたとのことです。

 墜落機によるものと思われる攻撃でロシア軍の巡航ミサイル3発と無人機1機が撃墜されました。その後、次の目標へ向かって接近中でしたが、その直後に通信が途絶えました。

 死亡したパイロットはオレクシー・メス氏という名前でコールサインは「ムーンフィッシュ」だったとのことです。オレクシー氏はウクライナ軍最高司令官の命令により死後に特進し、大佐の階級が授与されました。

 墜落に関しては、飛行機の故障か操縦ミスの可能性が報じられていますが、正確な事故原因を究明するために、国防省の特別委員会が設置されたとのことです。なお、F-16は8月初旬頃に戦力化されたばかりでまだ10機程度しかなく、1か月を待たずに貴重なパイロットと機体を失うという重大な損失となりました。

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