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なぜ発生? 珍事「ファーストクラスが豪華すぎて旅客機のバランス崩れそうです」 対策はどうするのか

乗りものニュース / 2024年9月13日 7時42分

スイス国際航空のA330-300(画像:スイス国際航空)。

こんなことあるんですね…。

2025年より実装予定も…。

 スイス国際航空(SWISS)の新型客室の実装を巡ったトラブルが、世界の航空業界で話題となっています。それは「ファーストクラス」の座席が重すぎて、機体の重量バランスが崩れてしまうおそれが発生した――というものです。なぜそのようなことが発生し、どのような対策が取られたのでしょうか。

 スイス国際航空は、新型の長距離国際線向け客室仕様「SWISS Senses」を2025年にも導入予定で、新型機のエアバスA350-900に搭載するほか、長距離国際線で現在運航しているボーイング777-300ER、エアバスA330-300にも「SWISS Senses」を実装する予定です。

 この客室仕様は4クラス。ファーストクラスは高さ1.8mの壁に施錠可能なスライドドアを備えた個室型で、ベッドモード時には2mの長さにもなるフルフラットベッドを搭載しているほか、座面の温度を調整できる機能などを備えます。

 今回「SWISS Senses」導入を巡るトラブルが発生したと報じられている機体はA330-300で、「SWISS Senses」導入予定機のなかでは最も小さいサイズ、かつ最も設計の古いモデルです。客室構成は4クラスで、ファースト4席、ビジネス43席、プレミアム エコノミー21席、エコノミー159席の構成です。

 しかしこの機体では、新たなファーストクラスが豪華ゆえに重量が大きくかさんだ結果として、重心が前方に寄り過ぎる形となってしまったということです。スイス国際航空は「ファーストクラスとビジネスクラスの座席はプライバシーを高めるために重量化し、エコノミークラスの座席は軽量化する傾向にある」といったコメントを発出しています。

 海外メディアなどの報道によると、スイス国際航空はこの問題の対策として、エコノミー側、つまり機体後部に「バランシングプレート」と呼ばれるおもりを設置することで、重心の再調整を図る計画とのことです。

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