橋は塗るより“はがす”ほうが遥かに大変! マジできつい/汚い/危険の現場とは?→「ロボにやらせます」
乗りものニュース / 2024年10月12日 16時42分
橋の塗料を「はがす」作業に特化したという「自律走行型ブラストロボットシステム」が公開されました。実は塗料は、はがすときのほうが、かなり手間がかかるうえに危険なのだそうです。
ロボットが粒子を吹き付け塗料はがしを代行!
2024年9月26、27日に東京ビックサイトで行われた「ハイウェイテクノフェア2024」では、橋のメンテナンスに関するシステムなども多数展示されていました。その中で、橋を保護する塗料を「はがす」作業に特化したという「自律走行型ブラストロボットシステム」が展示されていました。
出展したのは、鋼構造物や建築構造物の塗装などを行っている久保田塗装(東京都文京区)です。橋に研削材を圧搾空気で吹き付け、古い塗料やサビを除去する「ブラスト工法」で使用するロボットです。
実は、塗料は塗るより“はがす”ほうが、はるかに大変なのだそうです。久保田塗装のブース担当者は「橋脚などの塗料をはがすのをケレンというのですが、赤さびや古い塗膜を全て除去する必要があります。方法としては、ブラストを使う場合とサンダーなどの工具を使う場合がありますが、どちらも手間がかかり、危険で汚れる作業になります」と話します。
特に橋脚の場合は、作業スペースも狭いことが多く、研磨用のブラストを噴射すると、危険な高所で作業員が研削材まみれになるそうで、視界の確保が困難なうえ、かなり汚れるのだとか。まさに「きつい」「汚い」「危険」の揃ったいわゆる「3K」の作業であるとのこと。
この課題を解決するブラストロボットは、橋脚に設置した足場にレールを敷き、ブラストロボットがそのレール上を自律走行し自動でブラスト処理を行います。
このロボットが様々な現場で使われるようになると、人による塗膜除去作業がなくなるため「人員の安全を確保し、人手不足にも対応することができます」と担当者は話します。まだ、試験運用の段階ではありますが、既に東京都にある歩道橋の改修工事や、高架橋のメンテナンスなどに使われているそうです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
新時代の防錆下塗り塗料「オプティマスARプライマー」
PR TIMES / 2024年10月12日 17時40分
-
日本初!滑走路(中央線)への蓄光塗装成功!!
PR TIMES / 2024年10月9日 18時15分
-
推進性能劣化追跡アプリ『Fouling Analysis』をリリース!
PR TIMES / 2024年9月27日 17時45分
-
築年数不明・ゴミだらけのやべぇ家を夫婦でフルリノベしたら…… 同じ家とは思えぬ驚きの大変貌に「根性ありすぎる……」「すげー」
ねとらぼ / 2024年9月22日 22時0分
-
川田工業、国内最大級の施工面積を持つ「ロボット自動塗装」実験棟を構築
PR TIMES / 2024年9月18日 13時45分
ランキング
-
1ワークマン「一般客もヘビロテの店」変身への難路 売り上げの伸びが鈍化、見えてきた新しい課題
東洋経済オンライン / 2024年10月12日 9時0分
-
2安定神話はとっくに崩壊…60代・元国家公務員夫婦〈年金40万円と退職金4,000万円〉も、老後計画が散ったワケ。大事に育てた娘からの「忘恩のひと言」【FPの助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年10月12日 10時45分
-
3「とても」を「ゾクゾク」に言い換えられるか…ネット記事があふれる時代にバズるタイトル4つの推敲ポイント
プレジデントオンライン / 2024年10月12日 9時15分
-
4「5キロ4000円」の高級米を安く買い叩かれる…「初の品薄」に直面した魚沼の農家が農協に卸すのをやめた理由
プレジデントオンライン / 2024年10月12日 9時15分
-
5次の「新幹線」はどこか 東海道新幹線の“未来”を予想してみた
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年10月12日 6時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください