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ロシア軍が誇る「異形の機体」を空中戦で撃墜か 奇妙な外観をウクライナ軍が撮影 プロペラ後ろ向き!?

乗りものニュース / 2024年10月3日 11時42分

発進用カタパルトに載せられたロシア軍の偵察無人機「オルラン10」。「ランセット」自爆ドローンと合わせて配備されることが多い(画像:ロシア国防省)。

かなり奇妙な外観。

ロシア軍の新兵器「ランセット」の奇妙な外観が撮影される

 ウクライナ国防省は2024年10月1日、同国のドローンがロシア軍の無人攻撃機「ランセット」を迎撃し、体当たりで撃墜する映像を公開しました。

「ランセット」は、ロシアのザラエアログループが開発した徘徊型弾薬と呼ばれる兵器の一種です。X字型の翼を持ち、プロペラが後部に付いた奇妙な外観が特徴です。主に敵地上空を飛行し、目標が特定されるまで待機。その後目標に向かって急降下して爆発するように設計されています。

 目標を発見するための非武装小型ドローン「オルラン10」と合わせて配備されることが多く、この「オルラン10」もザラエアログループによって製造されています。

「ランセット」は、大砲を攻撃する対砲兵戦や、装甲車両に対する攻撃で猛威を振るっており、ウクライナ軍にとっては厄介な存在です。イギリス国防省は2023年11月、この「ランセット」について「ロシア軍がウクライナに配備した兵器の中では最も効果的」と評価しています。

 映像では、飛行中の「ランセット」の背後からウクライナ軍のドローンが迫り、徐々に距離を詰めて体当たりしています。ウクライナ軍は最近、ロシア軍の無人偵察機を撃墜するための迎撃ドローンを配備しており、「ランセット」の攻撃にも成功したようです。

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