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空自の国産輸送機 在レバノン邦人退避に備えて日本を出発 事態悪化に備え

乗りものニュース / 2024年10月3日 12時45分

航空自衛隊のC-2輸送機(画像:航空自衛隊)。

実際に退避開始というわけではありません

事前準備のため国外待機

 航空自衛隊のC-2輸送機2機は2024年10月3日、在レバノン邦人退避に備えるため、鳥取県美保基地を離陸しました。

 2機のC-2は、これからそれぞれヨルダンおよびギリシャに向けて飛行し、そこで在レバノン邦人を対象とする「在外邦人等の輸送」が命じられる場合に備えて待機します。
 
 これら一連の動きは、レバノンを拠点としているイスラム組織「ヒズボラ」とイスラエルの戦闘激化を受けてのものです。現在同国の商用機は欠航が目立っており、航空券が取りにくい状況にあるようです。

 こうした状況を受けて、防衛省は9月27日に、航空自衛隊輸送機の国外待機を発表。これを受け、航空支援集団司令官を指揮官とする在レバノン共和国邦人等輸送統合任務部隊が編成され、各種調整が進められてきました。

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