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セルフのガソスタで「静電気除去シート」、給油前に触る必要ありますか? 店員は触らず給油してますよね?

乗りものニュース / 2024年10月13日 16時12分

ガソリン計量器に設けられた静電気除去シートのイメージ(画像:写真AC)。

セルフのガソリンスタンドにある「静電気除去シート」。どのような仕組みで、触らないとどうなるのでしょうか。他方、店員がシートに触れるシーンは、まず見かけません。なぜ店員は「触らず給油OK」なのでしょうか。

必ず触ってください!

 セルフスタンドでは多くの場合、ガソリン計量器の一部に、カスタネットのような形の丸く黒い物体「静電気除去シート」が設置されています。どのような仕組みなのでしょうか。しかも、これに触れるのは利用客のみ。有人スタンドやセルフスタンドの店員は、なぜガソリンを入れる前に触らなくても問題ないのでしょうか。

 静電気除去シートを製造する企業によると、消防法と同社の規定を満たした導電性の素材を使用し、スタンドに来た客がそれに触れることで、人体に蓄積された電気を接地し放電する(電気を大地に逃がす)――という仕組みなのだとか。

 静電気除去シートに触るのは、手全体でも指先でも問題ないそうですが、必ず素手で触れること、そして触った人が給油作業を行うことが鉄則とのことです。もちろん触らないことは“論外”で、人体に蓄積された静電気が着火源となって、スタンド内で思わぬ火災事故を引き起こすおそれがあり、静電気除去シート設置前のセルフスタンドでは、実際に事故も発生しています。

 では、店員が静電気除去シートに触らないのは、どのような理由からなのでしょうか。一言でいえば、店員はすでに制服などで静電気対策がしてあるからです。

 スタッフが着用している制服や靴には、帯電防止に優れた衣服や素材が用いられています。ガソリンスタンドなど危険物を取り扱う事業所で着用される静電気帯電防止作業服の仕様は、帯電を防止する生地であること、裏毛生地(ボア)を使用しないことなどがJIS規格で定められています。

 また、服装に加え、業務中においても、水をまいたり、金属製品に触れるなど日常の動作で静電気の発生を防止する工夫をしているとのことです。

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