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日本が誇る「純国産ジェット機」後継どうなる?ついに防衛装備庁が検討着手へ ブルーインパルスでも使用

乗りものニュース / 2024年10月7日 11時42分

航空自衛隊のT-4練習機(画像:航空自衛隊)。

ブルーインパルスでも使われている機体です。

T-4中等練習機の後継機を検討へ

 防衛装備庁は2024年10月4日、航空自衛隊に配備されているT-4中等練習機の後継機と地上教育器材の取得を検討するため、情報提供企業を募集すると発表しました。

 T-4は、川崎重工が開発した純国産ジェット練習機で、1988年に登場。キャノピー破砕方式の脱出装置や機上酸素発生装置、炭素系複合材など、当時の最新技術を採用しています。2003年までに212機が製造されました。
 
 現在、戦闘機パイロットを目指すための訓練飛行プログラム「基本操縦課程」は、全てT-4が担っているほか、曲技飛行チーム「ブルーインパルス」でも使用されています。ただ、登場から35年以上が経ち、まもなく40年を迎えます。搭載機器が進化したステルス戦闘機のF-35が増える中、次世代練習機の検討が必要になっています。
 
 2024年4月に開催された日米首脳会談では、日米が次期ジェット練習機の共同開発や生産の機会を追求していくことで合意しています。
 
 防衛装備庁は今回、T-4後継機の開発に関する技術課題、取得方法に関する情報提供依頼(RFI)に先立ち、情報を提供する意思のある企業を募集するとしています。現時点で決まっていることはありませんが、これから次期練習機の検討が本格化していくとみられます。

 なお、今回はあくまでも練習機としてT-4後継機を検討するもので、「ブルーインパルス」後継機の検討ではありません。

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