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フランス 次代の核戦力を担う新戦闘機の開発をスタート! ステルスUAVとの連携も視野

乗りものニュース / 2024年10月14日 17時12分

フランス航空宇宙軍の「ラファール」戦闘機(画像:ダッソー・アビエーション)。

運用開始から20年、まだまだ進化は止まりません。

「ラファール」次世代型はステルスUAVの制御も

 フランス軍事省は2024年10月8日、航空宇宙軍(空軍)および海軍で用いている「ラファール」戦闘機の将来モデル、いわゆる「F5」の開発を始めると発表しました。

「ラファール」戦闘機は、航空宇宙軍向けにB型(複座)とC型(単座)、海軍向けにM型(単座の艦載仕様)の3タイプあります。同機は導入以来、随時アップグレードが施されており、初期型のF1から始まって、現在はF3-4+がメインです。

 フランスでは現在、最新型であるF4の導入を始めようとしているところです。最初のF4規格の機体はF3規格の機体を改良する形で2023年3月に同国空軍へ納入されており、2024年から2025年にかけて実用試験に供される予定です。

 F5はそれよりも高性能な次世代モデルで、具体的には「第4世代(Air-Sol Nucleaire de 4eme Generation:AS4G)空対地核ミサイルの運用能力の付与」「より高性能な電子戦システムの搭載」「無人航空機との連携」などが計画されています。

 今回、軍事省トップのセバスティアン・ルコルニュ大臣は、「ラファール」F5はフランスの核戦略の一端を担う重要な存在、将来の核ミサイルを搭載するモデルであると明言しています。

「ラファール」F5の戦力化は2030年を目途にしており、それに合わせて同戦闘機と連携する新たなステルス戦闘UAV(無人航空機)の開発も始めるとこのたび明言されています。このUAVは「ラファール」のコックピットから直接操作することも可能だそうで、2033年までに空軍に引き渡す計画とのことです。

 また一部の現地メディアでは、これら以外にも「機体形状の変更によるステルス性の改善」「各種通信アンテナの機体外板への統合」「将来登場するであろう次世代対艦ミサイル、巡航ミサイルとの連接」「F-35戦闘機と連接可能な戦術データリンクの搭載」などが盛り込まれるのではないかと説明しています。

 ただ、これら要求性能の一部は、さらなる改良型のF6に持ち越されるかもしれません。

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