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イギリス海軍 15年ぶりに空母飛行隊が戻ってくる「え、じゃあ今までの艦載機は?」

乗りものニュース / 2024年10月14日 8時42分

第809海軍航空飛行隊のF-35B(画像:イギリス海軍)。

艦載機がもうあるのに15年ぶり?

実は今までの艦載機は空軍のだった!?

 イギリス海軍は2024年10月1日、ジェット戦闘機を運用する海軍航空隊が約15年ぶりに復活したと発表しました。

 F-35Bで構成された第809海軍航空飛行隊は、空母「プリンス・オブ・ウェールズ」で約1か月にわたり北海で訓練を行ったとのことです。同隊は第二次世界大戦中の1941年に編成されて以降、1956年のスエズ危機、1982年のフォークランド紛争と、戦後のイギリスにとって重要な軍事行動に参加しています。

 同隊はフォークランド紛争終結後の1982年12月に解散しましたが、新型のF-35Bを取得して2023年末に隊を再編成し、2024年7月に初の単独出撃を実施。2025年の任務に向けて艦上で訓練を受けています。

 現在、イギリス海軍は「クイーン・エリザベス」「プリンス・オブ・ウェールズ」という2隻の空母を運用していますが、実はこれらに現状配備されているのは、空軍の第617・第207飛行隊です。第809海軍航空飛行隊が本格稼働した場合は、約15年ぶりの海軍の航空隊となります。

 なお、艦載機を操縦するパイロットは、これまでの飛行隊と同様に、第809海軍航空飛行隊のパイロットも海空軍の混成になっています。

 また、第809海軍航空飛行隊のパイロットの半数以上が、今回初めて艦上で訓練を行ったとのことです。F-35Bの艦載機「シーハリアー」にも乗っていたベテランのアームストロング中佐は「ハリアーよりも世代的に進歩しているものの、空母からの運用は依然として課題がある」と話したとのことです。

 ちなみに、日本の海上自衛隊で空母化された護衛艦「かが」や空母改修予定「いずも」の場合は、母艦となる護衛艦については海上自衛隊が保有し、そこに搭載するF-35Bは航空自衛隊からの派遣という形を採るようです。

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