格安運賃でそんな遠くまで!? JAL系国際線LCC「ZIPAIR」が新路線 距離は同社最長…社長「大きな転換点」
乗りものニュース / 2024年10月10日 11時48分
凄いよZIP!
ついに北米南部進出
JAL(日本航空)グループが展開する中長距離国際線LCC(格安航空会社)、ZIPAIR(ZIPAIR Tokyo)が2025年3月4日より、新路線「成田~ヒューストン線」を開設します。同社にとって初の北米南部への進出となり、同社にとって最長路線となります。
運航は火、木、土、日の週4往復。航空券の販売は2024年10月10日正午からで、大人1人あたりの片道運賃は標準クラスの「ZIPスタンダードバリュー」が5万5250円から、フルフラットシートを配した上位クラス「ZIPフルフラットバリュー」が18万8500円からです。なお同社では航空券運賃に上乗せする形で、燃料費を旅客が金銭で負担する「燃油サーチャージ」込みの金額はかかりません。
また同路線では、3月4日から29日搭乗分を対象に、片道3万9000円からのキャンペーン運賃も設定されます。
ヒュートンは人口・経済規模が全米2位の都市であるほか、発着空港のジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港は、メキシコのLCCを含めた、中南米の乗り継ぎなども期待できる大規模な空港とのことです。
「この路線はZIPAIRにとって大きな転換点です。ヒューストン線は時期により異なるものの、往路12時間、復路14時間、成田を出発して戻ってくるまで28時間を要します。これまで最も長いロサンゼルス線であっても、成田出発後24時間以内に帰ってこれました。ヒューストン線はこの(24時間の)殻を突破する路線です。今後ヒューストン線で円滑のオペレーションができれば、さらなるアメリカ南部路線の開拓、さらにアメリカ東海岸路線も視野に入ってくると考えています」(ZIPAIR 西田真吾社長)
今回ヒューストン線の就航により、ZIPAIRの北米路線は5路線、週27往復になります。
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