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まさに奇跡!? 西武線の「老雄」3形式が並ぶ! 秩父線が開業55周年 「この車両たち、どうなるの?」

乗りものニュース / 2024年10月15日 18時12分

西武秩父線で活躍した5000系(画像:乗りものニュース編集部)

西武鉄道の横瀬車両基地が公開され、貴重な車両たちが久々にお披露目されました。今年は西武秩父線の開業55周年となるため、一段と力の入ったイベントとなりました。

横瀬車両基地で圧巻の並びが実現

 西武鉄道は2024年10月12日(土)、横瀬車両基地(埼玉県横瀬町)で「ちちぶ&よこぜ車両基地フェスタ2024」を開催しました。会場では、10月14日に西武秩父線が開業55周年を迎えたことを記念し、開業当時に活躍した3形式の並びが実現。例年より一段と力の入ったイベントとなりました。

 横瀬車両基地には、西武鉄道で活躍した車両が多数保存されており、普段は白いカバーで覆われた状態となっています。車両基地が公開される時だけカバーが外され、来場者にお披露目されています。

 西武鉄道は横瀬車両基地の公開イベントを定期的に行っていますが、今回は2025年5月25日に秩父ミューズパークで開催される「第75回全国植樹祭」に向けて機運を高めるため、初めて秩父市との共催に。横瀬車両基地だけでなく、西武秩父駅にも会場が設けられ、2会場合わせて4600人が来場し、秋晴れの中、秩父エリアの地酒やグルメも楽しめるイベントとなりました。
 
 なお、横瀬会場は西武線アプリによる完全事前申込制となりました。これは来場者数をコントロールすることでイベント満足度を高めるねらいがあるといいます。
 
 イベントの目玉として、初代「レッドアロー」として親しまれた5000系特急電車、山岳区間にも対応可能な通勤電車の101系、武甲山で生産されるセメント輸送で活躍したE851形電気機関車が並べて展示。いずれも西武秩父線の開業当初に運行を開始した車両で、3本が横並びに展示されるケースが非常に珍しく、注目を集めていました。

西武秩父線「55年の進化」を実感

 西武鉄道によると、E31形電気機関車(E851形を小型化した電気機関車)の運転台見学と、軌道自転車(レールスター)の乗車体験は応募開始日の初日で売り切れになるほどの人気だったそう。
 
 また、会場は西武秩父線に隣接しており、現行の特急「ラビュー」やレストラン列車「52席の至福」が通過した際は、会場と車内の双方から手を振り合う様子が印象的でした。会場では開業当初の西武秩父線が再現される一方、すぐ横を最新の特急車両や観光列車が通過し、55年の進化を目の当たりにすることができました。
 
 さらに、2つの会場を結ぶ秩父線では臨時列車も運転され、「西武秩父-横瀬」という1区間のみの珍列車も出現しました。

 横瀬車両基地にはこのほか、2000系のトップナンバー編成の先頭車や10000系「ニューレッドアロー」なども保存されており、撮影に勤しむファンの姿が見られました。休憩車両として使用されたのは「銀河鉄道999」デザインの3000系電車。車内には提灯が取り付けられるなど、凝った演出で来場者を迎えました。
 
 西武鉄道によると、横瀬に保存されている車両群の今後については未定とのこと。鉄道ファンなどからは、保存車両を展示するための鉄道博物館の建設を望む声もあがっていますが、当面はイベント時のみ公開するという形式が続きそうです。

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