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ロシア空軍に痛すぎる損失? 開発中の新鋭機が「制御不能」→自ら撃墜か 英国防省は「恥ずべき失敗」と指摘

乗りものニュース / 2024年10月21日 6時12分

大型無人機S-70「オホートニク」。最新戦闘機のSu-57の僚機として開発が進められている(画像:ロシア国防省)。

開発計画の遅延は避けられないとの指摘も。

新鋭ステルス無人機S-70「オホートニク」を自ら撃墜か

 イギリス国防省は2024年10月15日、今月初旬にウクライナの最前線上空で、ロシア軍が大型無人機S-70「オホートニク」を自ら撃墜した可能性が高いとの見解を発表しました。

 S-70「オホートニク」は、スホーイ設計局が開発した全翼機タイプの大型無人機で、同じくスホーイ製の最新鋭有人戦闘機Su-57と共同で運用するために開発された機体です。
 
 開発は10年以上の長期間にわたって続けられており、ロシアのアストラハン州にあるアフトゥビンスク飛行場で試験運用されている姿も確認されています。機体は敵のレーダーや防空網を突破すべく、レーダー反射断面積が小さくなるように設計され、いわゆるステルス性能を持つといわれています。
 
 イギリス国防省によると、S-70「オホートニク」は10月5日、前線上空を西に向かって飛行していたとのこと。その間に機体が制御を失ったため、ロシア軍は機体がウクライナ側に渡ることを防ぐために、撃墜を決定した可能性が高いとの見解を示しています。
 
 ただ、ロシア軍はS-70「オホートニク」を処分することは最後まで躊躇した可能性が高いと指摘。これは「ロシアの兵器開発における高額で恥ずべき失敗」であり、開発計画はさらに遅延することになるとしています。

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