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スゴすぎます!「幸せの黄色い新幹線」奇跡の並びが実現 “最初で最後の機会”に全編成が集結 「ん、3本いる?」

乗りものニュース / 2024年10月22日 14時12分

「ドクターイエロー」こと923形新幹線電気軌道総合試験車(乗りものニュース編集部撮影)

「幸せの黄色い新幹線」として知られる「ドクターイエロー」。引退が迫る中、JR東海の浜松工場の公開イベントで、世にも珍しい並びが実現しました。

浜松工場で「3編成」のドクターイエローが並ぶ!?

 JR東海は、2024年10月19日(土)と20日(日)の2日間、東海道新幹線開業60周年企画として、新幹線車両のオーバーホールを行っている浜松工場(静岡県浜松市)を公開。ここで、「幸せの黄色い新幹線」として知られる「ドクターイエロー」の全2編成と、ジェイアール東海バスの「黄色いバス」が並ぶ非常に珍しい光景が実現しました。

「ドクターイエロー」こと新幹線電気軌道総合試験車は、営業路線を走りながら電気設備や軌道設備などの状態を確認する車両です。10日に1回程度しか走行せず、運行ダイヤも公表されていないため、神出鬼没のレア車両として高い人気を誇っています。

 既に東海道新幹線から引退した「カモノハシ顔」の700系をベースに開発され、通常の16両編成ではなく7両編成となっていることが特徴。3号車と5号車には架線を確認するための観測ドームが設けられています。

 これまでJR東海所属のT4編成とJR西日本所属のT5編成が交互に検測を行ってきましたが、老朽化のため、T4編成は2025年1月に、T5編成は2027年度を目処に引退する計画です。「ドクターイエロー」が担当している検査業務は、2027年度以降、N700Sに導入される営業車検測機能によって代替される見込みです。

 今回のイベントは、首都圏、中部、関西、静岡地区から団体専用列車で浜松工場に直接入場し、「ドクターイエロー」や工場に入場中のN700系、保守用車などを見学できるツアーとして開催されました。
 
 浜松工場の公開イベントで「ドクターイエロー」が展示されたことは過去にもありますが、今回はT4編成(JR東海所属)とT5編成(JR西日本所属)が並ぶという、「最初で最後」の展示が実現。JR東海によると「4200席が3日間で完売した」そうです。

2編成が顔を合わせた場所がフォトスポットに

 2編成は会場内で縦列に停車し、遠目には2編成が連結した14両編成のように見えました。2編成が顔を合わせた場所にはフォトスポットが設けられ、来場者の長蛇の列が。また、ドクターイエローカラーをまとい、「T6編成」と書かれたジェイアール東海バスの「黄色いバス」も駆けつけ、「3編成」の並びも実現しました。
 
 このバスは、T4編成が2025年1月に引退することを機に、高速バス1台をドクターイエローと同じカラーでラッピングした車両で、2024年10月13日から運行を開始。三菱ふそう「エアロエース」の40人乗り・トイレ付車両を使用しています。
 
 ジェイアール東海バスの担当者によると、以前「黄色いバス」が名古屋駅前に停車していた際、偶然「ドクターイエロー」とのコラボショットが実現したことがあったそうです。今回の浜松工場のイベントでは、2編成のドクターイエローと共演し、こちらも「最初で最後」の展示となりました。
 
 JR東海、JR西日本、ジェイアール東海バスの3社が協力し、澄み渡る秋空の下、世にも珍しい並びが実現した今回のイベント。「ドクターイエロー」は引退が迫る中、最後の花道が用意された形になりました。

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