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高速道路に並ぶ「小さな数字標識」どんな意味があるのでしょうか? 一般道ではあまり見かけないのですが。

乗りものニュース / 2024年12月29日 14時12分

高速道路のキロポスト(画像:写真AC)。

高速道路を走ると、中央分離帯などにキロポストが等間隔で並んでいることに気づきます。なぜ一般道よりも断然多く設置されているのでしょうか。

「●●交差点」の代わりに使える?

 高速道路を走っていると、数字の書かれた小さな標識のようなものが一定の間隔で並んでいることに気づきます。これは「キロポスト」という標識ですが、なぜこれは、一般道よりも高速道路の方が断然多く設置されているのでしょうか。

「キロポスト」は、その路線における起点からの距離を示します。高速道路事業者によると、高速道路は一般道と異なり交差点や信号機がなく、目印になるものがないため、キロポストで場所の特定をできるようにしているのだとか。

 場所の特定をしやすくするメリットとしては、例えば工事で規制をかける場合、一般道では「A交差点からB交差点まで」という区間を設定します。一方で、高速道路の場合は「○キロポストから△キロポストまで」という区間を指定。キロポストの標識を一般道でいう具体的な交差点名などの代わりに使うことができるということです。

 ちなみに首都高速3号渋谷線とつながっている東名高速の場合、0キロポストは首都高と東名の境界に存在します。JCT(ジャンクション)を起点とする路線の場合は、交わる本線同士をつなぐランプ相互の位置関係などから、具体的な起点が定められるそうです。

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