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海自の巨艦「かが」艦内にF-35Bが初収容! 海自史上初めての出来事を米海軍が公開

乗りものニュース / 2024年10月24日 18時12分

護衛艦「かが」の艦内格納庫に収容されたF-35B(画像:アメリカ海軍)。

史上初の出来事です

F-35Bが「かが」艦内で整備

 アメリカ海軍は2024年10月24日、海上自衛隊の護衛艦「かが」艦内でステルス戦闘機「F-35B」が整備を受けている画像を公開しました。

「かが」は、ヘリコプターを複数同時運用可能な、いずも型護衛艦の2番艦として2017年に就役した護衛艦です。基準排水量は1万9500トン、全長は248mにおよび、海上自衛隊最大の戦闘艦艇として呉基地を母港に運用されてきました。

 そのようななか、2022年3月からJMU(ジャパンマリンユナイテッド)呉事業所のドックに入渠し、F-35B戦闘機を運用可能にするための空母化改修が行われました。艦首形状が台形型から長方形に変更されたほか、国産の光学着艦誘導装置が搭載されるなど、外観も一新されています。
 
 そして、このたびアメリカ海軍・海兵隊の協力のもと短距離離陸・垂直着陸(STOVL)が可能なF-35Bの運用試験を行うべく、1か月かけてアメリカ西海岸カリフォルニア州へと派遣されました。

 これまで、海上自衛隊およびアメリカ海軍では「かが」において発着艦を行うF-35Bの画像が公開されてきましたが、艦内に収容された様子は今回が初公開となります。
 
 また、2021年に行われた同型艦「いずも」でのF-35B運用試験では、飛行甲板上での発着艦のみが行われていました。そのため、海上自衛隊の護衛艦に固定翼戦闘機が艦内に収容され、整備を受けたのは今回が史上初の出来事です。

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