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護衛艦「かが」ついに空母らしくなってきた! F-35Bが「巨大なエレベーター」で移動する様子が初公開

乗りものニュース / 2024年11月1日 6時12分

第1回特別改造工事が実施され、外観が大きく変化した護衛艦「かが」の海上公試の様子(画像:海上自衛隊)。

F-35Bが若干はみ出してる!

エレベーターに搭載されたF-35Bの様子が初公開

 海上自衛隊は2024年10月29日、護衛艦「かが」で戦闘機の艦上運用試験が順調に進んでいると発表。F-35B戦闘機が、エレベーターで甲板から格納庫へ移送される様子を初めて公開しました。

「かが」は、ヘリコプターを複数同時運用できるいずも型護衛艦の2番艦として、2017年に就役。基準排水量1万9500トン、全長248mにおよび、海上自衛隊では最大の戦闘艦艇です。今後はF-35B戦闘機も運用可能な軽空母となります。

「第1回特別改造工事」が2024年3月29日に完了しており、米カリフォルニア州サンディエゴ沖でF-35Bの艦上運用試験を行うべく、9月に海上自衛隊呉基地(広島県呉市)を出港していました。

 F-35Bの艦上運用試験は、10月5日から11月18日までアメリカ海軍と海兵隊の支援を受けて実施。主に、F-35Bの短距離発艦や垂直着陸、艦上運用について試験を行うとしています。10月20日には、アメリカ海兵隊・第23航空試験評価飛行隊のF-35Bが「かが」に初めて着艦しました。
 
 また、戦闘機の発着艦により生じた飛行甲板上のゴミを洗い流す車両「機動洗浄・回収・リサイクルシステム(MCRRS)」を搭載したアメリカ海兵隊の大型輸送ヘリコプター「CH-53E」も着艦するなど、試験は着々と進められているようです。
 
 いずも型は飛行甲板の中央部と右舷側後部の2か所に、格納庫と飛行甲板を結ぶエレベーターを設けています。エレベーターはいずれも最大搭載重量が30tとなっており、27.2tのF-35Bは搭載可能です。
 
 右舷にあるエレベーターはデッキサイド式で、F-35Bを搭載した場合は機体の尾部が若干エレベーターからはみ出す形になります。

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