さよなら「スーパーカブ50cc」 ファイナルエディション登場 “原付一種消滅”カウントダウンへ

スーパーカブ50・Final Edition（画像：ホンダ）。

110は残ります！

ついにきた！「最後のスーパーカブ50」

　ホンダは2024年11月1日、「スーパーカブ50・Final Edition」を受注期間限定にて12月12日（木）から発売すると発表しました。50cc原付一種のスーパーカブの最終版です。

　普通免許で乗れる50cc以下の原付一種は、排ガス規制の強化に伴い、2025年11月以降、国内生産が終了する見通しです。

　これを見据えて各社がラインアップを縮小しており、ついに1958年から続いたスーパーカブも、50ccモデルについてはこれが最後の生産となります。

　そのファイナルエディションは、往年のスーパーカブをイメージした「ボニーブルー」のカラーリングとし、フロントエンブレム、サイドエンブレム、イグニションキーに専用デザインを設定。メーターリムとマフラーカバーをメッキ仕様としたほか、シート前部と後部をグレーとしたツートーンのシートを採用し、特別感を演出しているといいます。

　販売台数は2000台。価格は税込み29万7000円です。なお、50ccの生産終了後も、引き続き原付二種の「スーパーカブ110」は生産するとしています。

　日本の市民生活に根差した50cc原付一種の代替として現在、125ccまでの原付二種の一部モデルについて、出力を抑えることで、50ccバイクと同等の取り扱いとする「新基準原付」の制度設計が進んでいますが、スーパーカブ50の生産終了は“原付一種消滅”を象徴する出来事になりそうです。