国産初の双発ジェット機「C-1」入間ラストフライト いつも通り観客に“お腹”を見せて別れ!
乗りものニュース / 2024年11月4日 7時42分
入間ではこれで最後。
2024年度中に全機が退役予定の国産輸送機
航空自衛隊は2024年11月3日に埼玉県の入間基地で行われた「入間航空祭」で、 国産初の双発ジェット機であるC-1の31号機がラストフライトを行いました。
C-1は1970年11月12日、川崎重工岐阜工場で初飛行に成功し、翌1971年2月14日に航空自衛隊に引き渡され、初飛行から5年後の1975年4月1日より実運用を開始しました。
当時の政治的事情により、航続距離こそあえて短く設定されたものの、同機は、ジェットエンジンと20度の後退角を持つ高翼構造の主翼を備えたことなどから優れた高速性を持つほか、独自開発の高揚力装置の装備などで高いSTOL(短距離離着陸)性能も有します。また全長29.0m、全幅30.6mの機体サイズのわりに、直径3.8mという太い胴体を持つことで、様々な物資の積載に柔軟に対応できる能力を獲得しています。
さらに、輸送機としてはかなり高い機動性を有しており、一説によると左右60度まで機体を傾けた(バンク)状態で旋回することが可能といいます。この能力を活かし、航空祭などでは、戦闘機や練習機などに負けない機動性を見せたこともあります。
今回のフライトでもその機動性を活かし、ラストフライトとなった31号機が観客に向かって機体の腹部を見せて飛行したり、急旋回するなどして楽しませました。そして、消防車両による敬意を表した放水「ウォーター・サルート」をくぐり、最後の任務を終えました。
なお、C-1は2024年度中に全機退役することが決まっており、入間基地では公の場で同機が飛行するのは今回が最後となります。また、会場には、銀色塗装のC-1試作1号機も登場。大きな注目を集めました。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
“北陸新幹線カラーF-15”「入間航空祭」終了後に来場者サプライズ!「背中の立派な龍」を見せつける
乗りものニュース / 2024年11月5日 8時12分
-
“空自で屈指の異形機”実に5年ぶりのフル開催「入間航空祭」でオープニングフライト! 異例の出来事に歓声上がる
乗りものニュース / 2024年11月3日 10時15分
-
まだ間に合う! 国産初の双発ジェット機「C-1」飛ぶ姿見るには 完全退役は目前
乗りものニュース / 2024年11月2日 12時32分
-
埼玉に「国産初の大型ジェット機」が全タイプ集結! 異形の「カモノハシ」から激レア“銀ちゃん”まで
乗りものニュース / 2024年10月22日 15時12分
-
空自の巨大輸送機が「地上をバック」してドデカ消防車が迎える!? 小牧基地が見せた“珍風景”とは?
乗りものニュース / 2024年10月16日 8時42分
ランキング
-
1一人暮らしの高齢者が増加!これだけは備えたい3つの費用とは
オールアバウト / 2024年11月4日 18時30分
-
2「外国人が店と間違えて家に…」 迷惑行為に京都市民憤り 観光地に「おすすめ」6割未満
産経ニュース / 2024年11月4日 16時30分
-
3「評価されるのは上司のお気に入り」会社の人事評価に7割が不満→2割が転職、転職検討組は半数
まいどなニュース / 2024年11月4日 19時30分
-
4【おうちで餃子を楽しもう】老舗の「幸楽苑」!お得にテイクアウトする方法とは
イエモネ / 2024年11月4日 20時0分
-
5老後の備え、できてますか?8割が「大きな不安」 貯蓄額100万円以下が4割、「0円」は5%
まいどなニュース / 2024年11月4日 20時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください